美容室・サロン開業の流れ

サロン開業にあたって、半年~1年前から準備をスタートします。『どんな流れで準備をしていけばいいの…?』と不安も多いかと思います。

何から手をつけていけば良いのかしっかりと把握した上で準備、計画を立て、自分のイメージするサロンを形にしていきましょう!

事業計画書作成

事業計画書はサロンのゴール設定です。ゴールを決めずに走り出すことはできません。どんなサロンを作りたいのか綿密に計画を立てましょう。

事業計画書に入れるべき3つのカテゴリー

1. サロンコンセプト

「誰にどんな価値を提供するか」を考えましょう。このコンセプトがお客さまを呼び、一緒に働く仲間を集め、サロンを作るためのパートナーを動かすのです。

サロンコンセプトが明確になると、どんな立地で開業すべきか、どんな内装デザインにしたらよいかも見えてきます。

2. 数字によるシミュレーション

サロンコンセプトで作った理想のサロンを実現するためには「いくらかかるのか」と、そのサロンは「もうかるのか」を考えていく必要があります。前者が初期投資計画であり、後者が収支シミュレーションです。

理想のサロンを絵に描いた餅にしないためにも、現実的な数字に落とし込みます。まずは自分の身の丈にあった計画を立てましょう。

理想と現実のギャップを課題と呼びます。この課題を明らかにすることが大切です。

3. コンセプトや数字を達成するための戦略づくり

理想のサロンを実現するために必要な課題を解決していくステップです。

収支シミュレーションで出した売上目標を達成するために、客数はどのくらい必要か、単価はいくらで設定すべきか、リピート率を上げるにはどんな施策を打つべきか。情報収集をしっかり行いがなら取り組みましょう。

戦略づくりが最も大切です。なぜならサロンコンセプトや数字目標を達成する手段になるからです。

一度作った戦略で、目標が達成できなければ、別の戦略を考えます。失敗と検証を繰り返して、理想のサロンを作っていくのです。

「事業計画書作成」の記事一覧

資金調達

事業計画書が完成したら、資金調達プランを考えます。事業計画書で明確になった初期投資費用をどう集めるのかを決めていきます。

資金調達手段は多様です。特徴を理解しながら組み合わせて利用しましょう。

自己のお金をいくら事業に投資できるかを調べましょう。ただしすべてのお金を投入するのは危険です。事業に使った後も十分に生活費を賄えるだけのお金は残しておくべきです。

親族からの支援

困った時に頼りになるのは親族。資金調達でも親からの支援金は力強いです。

特に融資では、自己資金以外に親族からの支援金があったほうが、審査担当者も安心します。

日本政策金融公庫からの融資

美容室の開業で最もよく利用されている資金調達手段は日本政策金融公庫からの融資です。

創業者への貸し出しを専門にしている金融機関だけあって、開業者にとってメリットがたくさんあります。

1)金利が低い

固定金利で2~3%くらいかかります。若者や女性の起業を応援しており、条件によっては1%台になります。

2)無担保・無保証

創業者を積極的に応援していく金融機関ゆえに、個人の借入れでも保証人、担保を不要にしています。

一定の条件を満たせば、誰でも融資のチャンスがあるのです。

3)オープン前に入金

民間の金融機関に比べて、融資の決定・実行が早く、オープン前に借入れが可能です。

制度融資

金融機関・地方自治体・信用保証協会3者が協力して、融資を行う仕組みです。

信用保証協会が保証してくれるので、銀行はお金を貸しやすくなります。

自治体が保証協会に保証料を補てん、銀行に利子を補給してくれるので、個人にも低金利で融資を行うことができます。

一方デメリットもあります。3者が絡む審査のため時間がかかります。また、民間金融機関はサロンの営業許可が下りないと融資実行ができないことがあります。

ローン(クレジット)やリース

融資は「お金を借りる」ですが、ローン(クレジット)やリースは「代わりに払ってもらう」という資金調達方法になります。

1.ローン(クレジット)

クレジットとは、クレジット会社が利用者に代わって設備や物件の料金を立て替えて支払い、代金をクレジット会社へ後払いするサービスです。

クレジット契約期間が終了すると、所有権は利用者へ移り、利用者の資産となります。

金額等を考慮して、支払回数、月々の支払額を決定します。

2.リース

リース会社が利用者に代わって設備や物件を購入し、一定期間賃貸するサービスです。

利用者はリース会社と契約を結び、毎月一定額の料金をリース会社へ支払います。リース契約期間が終了すると、返却または再リース契約を結ぶことになります。

契約期間終了後も所有権が利用者へ移ることはありません。契約期間は対象の物件や設備の耐用年数によって決まります。

店舗リース

店舗自体を作ってもらい、店舗を作るのにかかった費用をリース料をという形で月々支払っていく資金調達方法です。

ビューティガレージが、物件を契約して、内装工事を行い、美容器具・設備を揃えて店舗を作ります。その店舗をオーナーに借して(リースして)、経営してもらいます。オーナーは月々の賃料などを含めてリース料を支払います。

この方法では、サロンを作る費用のほとんどをリースすることになるので、初期投資金額は大幅に減らすことができます。

資金調達の前提は自己資金・個人信用・事業計画書

どんな資金の調達方法であれ、必ず自己資金、個人信用、事業計画書はチェックされます。

つまり、開業に向けて計画的にお金を貯めてきたのか、月々の支払いが遅れたり忘れたりしていないか、サロンのことを真剣に考えているか、まずはこの3つをクリアすることが最低条件です。

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物件選定

事業計画書と資金調達プランが固まったら、いよいよ物件選定。サロンのコンセプトや初期投資計画から、理想のサロンを作るための条件を洗い出すところから始めましょう。

物件選定で大事な3つの視点

面(商圏)・線(導線)・点(物件)を意識しながら、立地戦略を考えるのが王道です。

1.面(商圏)

<エリアの特徴>
そのエリアはどんな街なのか。どんな顧客がいるのか。

<需要について>
そのエリアに住み、働いている人はどんな世帯・どんな職種なのか。

<競合について>
そのエリアには同じターゲットを狙っているサロンがどれくらいあるのか。

2.線(動線)

エリアへの理解を深めたら、該当の物件がどういった場所にあるのかを調べていきます。

<施設>
近くにターゲットが集まる施設や住宅街はあるか。

<客層>
店舗前にはどれくらいのターゲットが通るか。

<アクセス>
店舗前の交通量はどれくらいか。

3.点(物件)

今度は物件自体の特徴を見ていきましょう。

<集客阻害要因>
同じ建物や近隣にターゲットが好まない施設はないか。

<店舗の見つけやすさ>
路面か、空中階か、地下階か。

<間口のガラス張り比率>
サロン内の様子が店外からどれくらい見えるか。

現場に足を運んで確かめましょう

実際に物件に行ってはじめてわかる情報もあります。例えば、意外と駅から遠い、客層が若い、人通りが少ないなどに気づきます。

また、階段が急だったり、駐輪場がなかったりと、物件自体も思っていたのと違っていたという場合もあります。ネットの情報や統計データだけに頼らず、実際に見に行くことが重要です。

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店舗設計

サロンを作る作業は、オーナーとデザイン会社との協働プロジェクトです。お金を払えばサロンができるわけではありません。オーナーの積極的な情報提供や協力が必要です。

デザイナーとのコミュニケーションを大切にしましょう。

設計・デザイン・施工会社の選定

美容室開業には保健所登録が必要なため、登録基準を満たす設計が必要です。また、美容室は電気・ガス・水を多く使用するビジネスのため、設備の知識もなくてはいけません。

完成後のトラブルを防ぐために、美容室の内装を手がけた経験のある業者を選びましょう。

会社の実績、施工事例、担当デザイナーの雰囲気やコミュニケーション力など、様々な視点から見ていく必要があります。

サロンイメージの明確化

サロンのイメージを言葉にして伝えるのが難しい場合には、参考になるデザインを見つけましょう。打ち合わせを重ねながらイメージをすり合わせていきましょう。

サロンのイメージが定まらない場合には、サロンコンセプトや来てほしいターゲットをデザイナーと共有しましょう。デザイナーからの提案から、イメージが膨らむ場合もあります。

内装費予算の設定

イメージ通りのサロンを作るにはそれなりの費用がかかります。事業計画書で設定した予算をもとに話を進めていきましょう。

どうしてもガス、電気、水道など設備面を整えるのに費用がかかる場合には、デザイナーと相談しながら妥協点を探りましょう。

どうしても予算が超えてしまいそうな場合には、追加の資金を集める必要があります。

また、実際に工事をしてみないと費用が確定しないケースもあります。臨機応変に対応できるよう、資金調達の段階で運転資金を余分に確保しておきましょう。

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器具選定

サロンの差別化を図り、お客様に満足してもらえるためには器具選びも重要なステップです。事業計画書で立てた施術メニューを元に、どんな器具を導入するのかを選定していきます。

美容器具選定の2つのポイント

1.施術メニュー

オシャレな内装にあった器具という発想ではなく、お客様に価値を感じてもらえるかどうかを考えて選びましょう。

2.美容器具費用

内装費、設備費などにも資金を投入するため、初期投資費用の全体のバランスを意識して美容器具の予算を設定しましょう。

分割支払いやリースも選択肢の一つ

思ったよりも物件契約や内装工事にお金がかかる場合、やみくもに追加の資金を投入して美容器具をそろえるのではなく、分割支払いやリースを賢く利用しましょう。

美容器具を分割支払いやリースにすることで初期投資費用を抑えることができます。

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集客・プロモーション

事業計画書で作成した目標売上を達成するためには、客数を増やさなければなりません。どのような手段で集客するのか、設定した客単価を維持するためにはどうすればよいかを考えていきます。

鍵はコンセプトの伝え方

サロンコンセプトとは「誰にどんな価値を提供するか」ということですが、それを「どんな手段で」伝えるかが集客の肝です。

集客施策を考えるときには、<ターゲットの選定 ⇒ ターゲットに提供できるサロンの価値の創出 ⇒ その価値を伝える媒体選定>という順番になります。

自分の強みやウリを最初に考えてから、ターゲットを決めるという方法は、ターゲットの求めるニーズとずれる可能性があります。まずはターゲットを決めて、そのターゲットに求められることは何かを考えましょう。

ターゲットは絞り込むことが大切

ターゲットはできるだけ細かく設定します。「年齢」「性別」だけでなく、「職業」・「収入」・「ライフスタイル」・「ファッション」など、詳細に理想のターゲット像を作っていきます。

ターゲットが明確になると、訴求すべきメニューも、訴求方法もおのずと決まります。ターゲットは広げすぎず、絞っていきましょう。

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POINT-理美容業は必須!保健所への届出-

『保健所』への届出、
および確認検査を受けることが必要です!

理美容業はサロンを作ったらすぐに営業することはできません。

サロンの完成後、スムーズにオープンするために、工事開始前に管轄の保健所への事前相談にいきましょう。

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