融資担当者に刺さる! 「経歴書」&「開業のきっかけ」の書き方と活用法

2018/05/28

事業計画書の一番最初に記載するのが、『経歴書』と『開業のきっかけ(創業の動機)』の項目です。融資を受ける際の金融機関への提出書類であることはもちろん、サロンのブランディング、中期的な経営ビジョンを考えるためにも重要な項目です。

 

今回は『経歴書』『開業のきっかけ(創業の動機)』の作成ポイントをご説明いたします!

 

経歴書をつくる理由

融資を受ける金融機関への提出書類のひとつ

融資審査をする際、金融機関の担当者が最初に確認するのが申込者の経歴です。サロンコンセプトなどの内容をみる前に、まずは申込者がそもそも経営者になれるだけの経験や実績を持っているかを確認します。

 

この段階で、もし経営者になるための経験・実績が足りないと判断されてしまえば、その後の融資審査へ影響を与えてしまいます。融資を受けられる方は、たかが経歴書と侮らずしっかり作成されることをおすすめします。

 

サロンやスタッフのブランディングのための活用ツール

経歴書はただ融資のためだけに作成するものではありません。最大の目的は、サロンやスタッフのブランディングをするためです。

 

サロンビジネスにおけるメイン商品は、何といっても“人(技術や接客)”です。サロンやスタッフの技術力や接客力をお客様にアピールすることで、サロン全体、スタッフ一人ひとりのブランディングにつながります。

 

経歴書の作成ポイント

技術力のアピール

サロン商品のひとつが、“技術(デザイン等”です。そのため、融資担当者が審査するサロンが成功・繁盛するかどうか予測する判断材料のひとつは、“技術力”になります。

 

いかに高い技術力を持っているか、をアピールすることが審査において重要になります。

 

【記入例】

・これまでの技術売上、リピート率、指名率等の数字・コンクール等の受賞歴・技術者として経験年数など
・つくったデザイン(ヘアスタイルデザイン等)の紹介

 

接客力のアピール

「お客様が一生涯、定期的に通う場所。そして、訪れた際は一定時間滞在する場所」。それがサロンという場所の特徴になります。

 

技術力もとても大切なポイントですが、継続して利用する場所でもありますので、スタッフとの相性も非常に重要です。接客力は融資担当者へのアピールにもなりますし、お客様から信頼を頂くためのツールにもなります。

 

【記入例】

・これまでの技術売上、リピート率、指名率等の数字
・接客についての講習会や勉強会等への出席経験
・趣味や特技など、技術者としてではなくひとりの人としての自分の特性をアピール

 

マネジメント力のアピール

開業するということは経営者になるということです。そのため、“マネジメント力”をアピールすることも融資を受ける際は重要になります。

 

【記入例】

・店長経験やスタッフ教育経験など、これまでサロン経営に携わった経験
・マネジメントに関わる資格や勉強会等の参加経験

 

開業のきっかけ(創業の動機)をつくる理由

融資を受ける金融機関への提出書類のひとつ

融資審査をする際に金融機関の担当者が最初に確認するのが、申込者の経歴と“開業のきっかけ”です。

 

金融機関は申込者に多額の資金を融資しますので、サロンコンセプトや収支計画等はもちろん、申込者であるサロンオーナーがどのような決意(想い)を持って開業しようとしているのかを確認します。

 

サロンを存続・成長させることは簡単なことではありません。融資担当者は、サロンオーナーが開業後に決意を持って経営をしていけるかどうかを判断します。

 

サロンの中期ビジョン作成のために活用

開業のきっかけは、ただ融資のためだけに作成するものではありません。最大の目的は、サロンのビジョンや理念を考えるためです。

 

開業のきっかけとは、技術者として今後どうなりたいのか、サロンオーナーとしてサロンを今後どう成長・発展させていきたいのかをまとめたものです。

 

開業のきっかけの作成ポイント

どんな技術者になりたいのか

サロンオーナー自らがプレーヤーとしてサロンに立つ場合は、自分自身がどんな技術者になりたいのか、その想いや目標を書き出します。

 

そして、共に働くスタッフにはどんな技術者になってほしいのか、その想いと目標を書き出していきます。

 

サロンをどう成長・発展させていきたいのか

サロンを今後どう成長・発展させていきたいのかその想いと目標を書き出します。

 

お客様に対して、どのようなサービス(技術や接客)を提供していきたいのか。スタッフに対しては、どんな技術者になってほしいのか、そして将来どんな夢を描いてほしいのかを考えて書き出していきます。

 

事例を活用してポジティブな表現を

「今のお店のオーナーとうまくいっていないから……」「昔からの夢だったから……」「そろそろ独立のタイミングだと思って……」。

 

こういった内容では融資担当者も内容に興味を持ってくれません。これだけ多くのサロンが存在する中で、自分が開業して何を成し遂げたいのか、事例を活用しながら記述することで想いは相手にリアルに伝わります。

 

融資面談の際に説明できるよう、しっかり言語化していきましょう。

まとめ

『経歴書』

・技術力、接客力、マネジメント力の3つの角度から自身を振り返る。
・実績、経験を数字化する。
・どんな細かな経歴も記載する。

『開業のきっかけ(創業の動機)』

・サロン、自分自身はどうなりたいか、スタッフにはどうあってほしいか、想いや目標を記載。
・開業しようと思ったきっかけは事例を活用し、ポジティブな内容で明確に記載する。

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