美容室を開業したいけどキャリアに不安?今すぐできる克服方法とは

公開日:2024/10/02  更新日:2024/10/02
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自分のキャリアの活かし方

美容室の独立開業を目指す際、日本政策金融公庫の融資審査では、オーナー候補の経営者としての資質が問われます。

 

その判断基準の一つとして、美容師としてのキャリアが注目されることが多いです。一方で、自分の美容師としてのキャリアに不安を感じる方も少なくありません。

 

「店長経験がない」「指名客が少ない」などの悩みを抱えている人も数多くいらっしゃいました。しかし、これらの問題によって開業ができなくなるわけではありません。

 

以下では、サロンオーナーとしてのキャリアに関する悩みと、その対策について解説します。

 

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店長経験がないことの克服方法

店長やマネージャーの経験があると、融資審査で有利になることは事実です。店長としての役割は、サロン全体の運営管理と収益に責任を持つ重要なポジションです。しかし、店長経験がないからといって、経営者としての適性がないとは限りません。

経営者には、管理だけでなく売上を作る能力や人材育成能力も求められます。過去のキャリアを見直し、店長経験がなくてもサロンに貢献できた点を見つけることが大切です。例えば、個人実績が優れていたり、チームの売上に貢献したりした経験があれば、それは経営に役立つ資質です。

具体的な対策

  • 個人の売上実績がサロン全体にどう貢献したかを振り返る。
  • 店長でなくても、サロンでの役割に対して責任を果たした経験を強調する。
  • 例えば、集客担当として売上アップに貢献したり、教育担当としてスタイリストの成長を支えた実績をアピールする。

参考記事:『管理職の独立開業は有利?不利?融資面談で強みを伝えるポイント

指名客が少ない場合の対策

指名客の数が融資審査で注目されるのは、開業後の収益計画に直結するためです。多くの指名客を引き継げると安心材料になりますが、指名客が少ないスタイリストも存在します。

その場合、過去の実績をもとに、現サロンと開業予定のサロンとの違いを理解し、ターゲットとなる顧客層に合った集客計画を立てることが重要です。また、指名客が少ない場合でも、適切な集客計画を立てれば開業は可能です。

具体的な対策

  • 集客計画を練り、少ない顧客数でも利益が出るような経営計画を立てる。
  • 指名客の多いスタッフを採用することよって、売上を確保する方法も検討する。
  • 経営者として、人材を活用して売上を上げるマネジメント力を強みにする。

 

参考記事:『見込み客がいない場合でも融資を通すために知っておきたい、集客計画のポイント

1店舗でしか勤務経験がない場合の克服方法

複数のサロンで経験を積んでいると、多様な環境に適応できる能力をアピールできます。しかし、一つのサロンで長期間働いてきた経験も、それなりの価値があります。

 

特に、長く同じサロンで働いてきた場合、生涯顧客との信頼関係や、危機を乗り越えた経験が強みとなります。

具体的な対策

  • 長期間勤務したことで得た、生涯顧客との強い絆や信頼関係をアピールする。
  • 小さなサロンで経験した経営の浮き沈みや、危機をどう乗り越えたかの具体的なエピソードを強調する。

 

参考記事:『美容室開業において見込み客を増やす施策

まとめ

サロンオーナーとしてのキャリアにおいて、店長経験がない、指名客が少ない、一店舗でしか働いていないといった不安を抱えることはよくあります。

 

しかし、これらの課題を克服する方法は存在します。自身のキャリアを別の視点で見直し、強みを見つけることで、経営者としての資質を高めていくことが可能です。

 

開業に向けた無料相談では、個別のキャリアを踏まえた事業計画や融資のアドバイスを行っています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

 

●文/コンシェルジュ室:安斎

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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