美容室開業時に失敗しない“器具選び”のポイント3つ

2018/08/07

 

今回は、美容室を開業する際に必須となる、“美容器具の選定方法”についてお伝えします。美容器具は高額なものも多く、気に入らないからといって簡単に買い替えたり交換したりできるものではありません。

 

そんな失敗をしないために考えるべきポイントは、大きく分けて3つ! 余計な出費や業務トラブルに見舞われないように、しっかりと準備しましょう。

 

サロンコンセプト&ターゲットを明確にする

サロンの器具選定は、サロンの内装工事と同様にサロンデザインを決定づけるものです。ここを怠ると、せっかく素敵な内装デザインだったとしても台無しになりかねません。

 

サロンデザイン同様に、器具選びでも「コンセプト」と「ターゲット」を中心に考える必要があります。

 

たとえば、バックシャンプーとサイドシャンプー。

 

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最近はバックシャンプーを導入するサロンが多数派です。

 

しかし、お客様の回転率重視のオペレーションを行うサロンでは、施術スピードに勝るサイドシャンプーの導入率が高い傾向にあります。

 

また、ターゲットの年齢層が比較的高めのサロンでも、「慣れ親しんでいる洗われ方がいい」「強めに洗ってほしい」などのターゲットからの要望が強く、サイドシャンプーの導入率が高くなります。

 

また、バックシャンプーで導入したヘッドスパメニューを強化するため、より施術がしやすく、お客様もリラックスしやすいフルフラットタイプのシャンプーユニットを導入するサロンも急激に増えました。

 

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例:リラクゼーションシャンプーユニットRUBINO

 

フルフラットのシャンプーユニットは、ヘッドスパを中心としたリラクゼーションメニューなど高付加価値なコンセプトのサロンでは、導入が必須と言っても過言ではありません。

 

このように、サロンコンセプトやターゲットによって、最適な器具というのは大きく変わってくるのです。

 

導入コストを抑える

どんなにカッコいい、ターゲットにマッチした設備を導入しても、サロンが利益を出せなければ価値はありません。商売として成り立たなければ意味がないのです。

 

もちろん、“譲れないこだわり”はあったほうがいいのですが、削れる費用は削り、代用できるものがあるのであればそちらも検討しましょう。

 

昔は、美容室の出店費用として2,000~3,000万円というのが普通でした。しかし今の時代、それだけ多額の初期費用をかけた美容室を開業したとしても、成功するサロンは極々少数です。

 

理由としては、美容室は全国に24万店を超える圧倒的なレッドオーシャン市場であるということです。現在はどこに出店しても必ず競合が存在します。

 

その競合に打ち勝つためには、できるだけ筋肉質な体質にして早く利益を出す必要があります。スモールスタートで始めて、少しずつ大きく育てていくのが開業の鉄則です。

 

セットイスなど入れ替えが難しいものでなければ、開業後に収益が安定してからプチリニューアルとして、本当に導入したかった設備を導入してもいいのではないでしょうか。

 

まずは、シャンプーユニットなど、工事が必要で入れ替えにくいもの、トラブルになったときに営業に支障が出るものに予算配分を意識して、設備導入を進めます。コンセプト実現、ターゲット獲得に譲れないメニューを実現する設備にも予算を配分しましょう。

 

先ほど高付加価値を目指すサロンでは導入必須と話したフルフラットタイプのシャンプーユニットは、以前は高額で開業時に導入するには高いハードルがあるものでした。

 

しかし、現在は各社からフルフラットタイプのシャンプーユニットが相次いで販売されたことにより、価格競争が起こり、開業時に導入することも可能となりました。

例:リラクゼーションシャンプーユニット一覧

 

このほか、器具によっては中古などを検討してもいいかもしれません。

 

必要なスペックのバランスを崩さない

ポイントの3つ目はスペックです。美容設備は一度導入したら、一般的にはあまりコロコロ変えるものではありません。業務に使用するために安心できる品質や保証、いざというときのアフターサポートも加味したスペックを考慮して選びましょう。

 

ここで気をつけたいのは、品質にこだわりすぎて、高額でオーバースペックなものを選ばないという点です。大事なのは、コストとスペック(クオリティ)のバランスです。

 

もちろん、価格が同じであれば高クオリティのものがいいですが、高クオリティなものは当然高価格になるのが一般的です。求めるクオリティによって最適なスペックは変わってきます。

 

たとえばセットイス。20年使えるクオリティがはたして必要でしょうか? サロンイメージの重要な要素であるセットイスが古くなると、サロンのイメージも古く感じます。

 

ということは、お客様が座るセットイスは、高すぎるクオリティを求めず、数年単位で新しいものと入れ替えることを前提に、ある程度のクオリティで抑えるというのも選択肢のひとつです。

 

また、ガス給湯器でほとんど事足りるのに、100万円近い貯湯式のボイラーを導入しているサロンも多いです。

 

たとえば、シャンプー台を2台同時に使用し、さらに同時に流し台を使用する、というシチュエーションではボイラーを導入しなければ心許なかったとします。

 

しかし、実際のサロンオペレーションでそのような機会が頻繁にあるのか? ボイラーを導入するにしても、その機種はオーバースペックではないのか? スタッフを雇用して対応できるお客様が増えたた後に導入するのでは間に合わないのか? など確認する必要があります。

 

このあたりは物件により異なってきますし、素人では判断できませんので、サロンの設計が得意な工事業者を選び、想定されるシチュエーションで相談・確認してください。

 

まとめ

強いこだわりを持つことは大切ですが、完璧なサロンを作り上げるのが必ずしも正解というわけではありません。

 

美容器具・設備を選ぶときには、「サロンコンセプトとターゲット」を明確にしたうえでいくつか選定をし、その中から導入の「コストとスペックのバランス」を考慮して決定するようにしましょう!

 

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●文章/コンシェルジュ室:鴨川

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