自己資金だけに頼るのはキケン? 賢い資金調達と経営の考え方

2018/05/31

美容室を一から作るにはお金がかかります。物件取得費、内外装工事費、美容器具・設備費、広告費など、初期費用は一人サロンでも800万円くらいはかかると言われています。

 

自己資金で800万円を出せる人はそうそういません。仮にいたとしても、自分の生活費を考えると800万円ものお金を事業につぎ込むことはかなりのリスクを伴います。

 

自己資金内で開業できる人は資金調達をしない選択をすることが多いのですが、ビューティガレージでは、どんな人であれ、開業するのであれば積極的に資金調達することをすすめています。

 

借りられるときに借りておく

大きな理由としては、開業する前が一番“お金を借りやすい”からです。事業が始まる前は事業計画書で融資判断されますが、事業がスタートしてからだと実績で判断されます。

 

したがって、サロン運営が苦しくなったときにお金を借りるのはかなりハードルが高くなります。

 

理想は自己資金だけでサロンが軌道に乗ってくれることですが、現実にはそう簡単にいきません。そうなったときにつなぎ融資が借りられないのはかなり厳しいです。売上はサロンがコントロールすることはできずお客様次第だからです。

 

サロンでコントロールできるのは資金です。万が一に備えて潤沢な運転資金があれば、多少スタートでつまづいても落ち着いて対処できます。もし計画以上に売上が伸びたら、そのときは手つかずの資金を返せばよいのです。

 

自己資金を活かせる

もし自己資金が800万円あったとしても、全額を使うより自己資金500万円と借入金300万円で運営する方が、何かあったときに残しておいた自己資金を活かせます。

 

自分のお金すべてをサロン事業に投下することは、人生を投げ打つ覚悟のある人です。しかし、サロンがうまくいってもいかなくても、生活はしていかなければなりません。

 

まして家族がある身であれば、生活費もそれなりにかかってきます。その中ですべてのお金をサロンビジネスに費やすのはリスクが高い行為と言えます。

 

資金に余裕があればこそ、それを元にビジネス用に融資を受けて、サロンの運営費用と当面の生活費は分けておきましょう。

 

初期費用を抑えられる

自己資金が少ない場合はどうでしょうか。1,000万円の開業費に対して自己資金が200万円の場合、800万円を資金調達しなければなりません。

 

この場合、800万円を日本政策金融公庫から借り入れることは、難易度が上がります。そこで、内装・美容器具をリースにして、初期費用を抑え、借入を減らす方法も考えられます。

 

もちろん自己資金すべてを事業に費やさなければならないといったケースでは自己資金自体を増やすという選択肢がベストではあります。

 

しかし、「立地の良い物件が見つかった」「十分な集客が見込める」という開業に適した条件がそろっていれば、資金調達の組合せ次第で実現できるのです。

 

まとめ

美容室は、最初に投資を行って売上を伸ばし投資分を回収していくビジネスモデルです。したがって、自己資金も含めて多額の資金を必要とします。資金調達をうまく活用して開業準備を進めていくことが大事です。

 

たとえ自己資金で初期開業費用をカバーできるとしても、資金調達を利用してリスクに備える必要もあります。

 

融資は開業前の方が圧倒的に借りやすく、自己資金を生活費に取っておける。また、かかりすぎた初期費用を分割やリースによって抑えることもできる。こうした資金調達のメリットを活用しながら、賢く無理のない開業計画を立てていきましょう。

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