開業したいけど進まない。開業準備を邪魔する3つの罠

公開日:2020/07/02  更新日:2020/07/02
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
美容室 開業

新型コロナウイルス感染症の影響で「開業する人が減るのではないか」と思っていましたが、6月も多くの人に開業無料相談をご利用いただきました。ありがとうございます。

 

相談者のお話を聞いてみると、将来の不安もありつつ「コロナを理由に出店を諦めるのはちょっと違う」と思っているようです。開業とは人生にとって大事なイベントなんだと、改めて感じました。

 

その一方で、大事なイベントだからなのか、開業に躊躇ししてしまい「開業はしたいけど、なかなか準備が進まない」という相談も受けます。開業準備が進まない人には共通した特徴があります。ある種の罠にかかってしまっていることです。

 

今回は、開業準備を妨げる3つの罠についてお話します。

 

開業する目的が定まっていない

度々お伝えしていますが、開業はゴールではありません。目的を達成する手段です。その目的は開業者によって様々です。

 

ある人は「家族との大切な時間をつくること」を目的に開業します。ある人は「地域No.1のサロンを作る」ために開業を志します。またある人は「今の給与より多くの所得を得るため」に開業します。

 

サロンがオープンしたら、どうなっているかをイメージできると、開業のインセンティブが働きます。目的が明確であればあるほど、すぐに準備にとりかかれます。

 

開業できる人は、開業無料相談を受けたその日に弊社の有料サポートに申し込んだり、事業計画書を書いて持ってきたり、あるいは不動産屋に物件を探しに行ったりと、すぐにアクションを起こします。

 

一方、まだ開業に対して明確な目的を持てていない人は、開業相談やセミナーに参加しても、次のアクションが起こせません。事業計画書を書くにもアイデアが浮かびません。

 

「開業するのにこんなにお金がかかるのか」「やることが多いなあ」と尻込みする人は、どんな困難にあっても「開業することに価値がある」と思えない人です。

 

「とにかく開業できたらいい」「周囲も独立したから自分も」という人はまず目的を明確にする必要があります。自分がどんな人生を歩んでいきたいのかまで深く掘り下げて考えてみましょう。

 

情報を集め続ける

世の中には情報があふれています。美容室の開業だけでも、いろんな会社が情報や知識を持っています。しかし、どんなに情報を集めても、開業に対して「正解」がわかるわけではありません。

 

ビューティガレージの開業相談では、開業の手順を伝えますが、それぞれの段階でどんな課題が出てくるかは予測できません。開業までのロードマップがスムーズに進むことはないのです。

 

開業できる人は、とりあえず開業の手順に沿って進めてみます。進めていくと、そこで課題にぶつかります。その時に情報を集めながら決断を下していきます。

 

例えば、事業計画書を作成していると、物件の問題に突き当たります。資金面で家賃の上限が見えてきます。家賃は30万円に抑えなければならない。でも開業エリアでは40万円近くになりそう。そこで初めて、物件の条件を考え、調べ始めます。

 

別の例です。内装業者に物件の調査をお願いしたら、想定以上に費用がかかることがわかりました。600万円で計画していたのに700万円かかる。そこで、資金調達には借入以外にどんな方法があるのかを調べることになります。

 

こういった具合に、行動することで課題にぶつかり、それを一つひとつクリアしていくと、自ずと開業に近づいていくのです。

 

逆に言えば、こうした課題を全部最初から想定して調べ尽くすことは不可能です。開業準備が進まない人は、情報収集に力を入れすぎるのも特徴です。

 

例えば、複数の会社に開業相談を申し込んだり、色んなセミナーに参加したり、税理士や金融機関の担当者に会って話をしたり、情報収集に熱心な人がいます。

 

しかし、まだ事業計画書も書き始めていない。どこかに不安があって、その不安が解消まで調べないといけないと思っているからです。そうすると検討に検討を重ね、時間ばかりがかかってしまいます。

 

行動しながら必要な情報をとっていくほうが効率的だということを覚えておいてください。

 

自分一人でやろうとしている

どんなビジネスも一人で完結するものはありません。自分とお客さましか見えてない人は、経営者に向いていません。サロンビジネスには多くのパートナーが存在するからです。

 

サロンを作るためには、多くの人の協力が必要です。建物を貸してくれる人、内装デザインを作ってくれる人、お金を貸してくれる人、サロンの商材を提供してくれる人、集客ツールを提供してくれる人、サロンのために一緒に働いてくれる人…多くのビジネスパートナーと一緒に作り上げていきます。

 

開業準備をどんどん進められる人は、それを十分に理解しています。自分で事業計画書が作れないなら、一緒に手伝ってくれる人を探します。物件の良し悪しがわからないなら、内装業者さんと一緒に調査に行きます。

 

ビジネスパートナーと一緒にサロンを作っていく。そういう意識が強い人は、自分ができない部分を補ってもらうことに躊躇しません。

 

一方、開業準備がなかなか進まない人はどうでしょう。誰にも相談せずに、自分でやれるところまでやろうと思います。周りに独立した人がいない美容師は、何から始めていいかすらわからないものです。

 

専門家に直接聞かず、自分一人で黙々と情報収集しても何も変わりません。どちらにせよ誰かに依頼をしなければお店は作れないのです。

 

独立はあくまで結果の責任を自分が負うことであって、一人で全てやることではないのです。独立するからといって抱え込まず、専門家に積極的にサロンづくりに関わってもらいましょう。

 

開業の準備を着実に進めていくために

私達が開業無料相談で伝えられるのは、開業までの手順と、その時点での開業者の課題に対するアドバイスです。

 

手順を知るのと、実際に準備に取りかかるのは別次元です。開業の準備を進めていくために、まずは3つのことを確認しましょう。

 

開業のためにリスクを取れるのか?

「リスクは怖い」と答える場合には、自分がなぜ開業したいのかをもう一度考えましょう。

 

すぐに行動に移せるか?

「もう少し検討してから」と答える場合には、「検討して何がわかったら行動できるのか」まで決めましょう。

 

協力してくれる人はいるのか?

「思い浮かばない」場合には、とにかく誰かに相談しましょう。「開業したい」と伝えれば、力になってくれる人がいます。

 

もちろん、ビューティガレージも一緒にサロンを作っていくお手伝いをさせていただいています。一人で開業準備ができない人は、ぜひご相談ください。

 

●文/コンシェルジュ室:安斎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

関連記事

開業事例