初期費用0円で美容室開業!?リースを活用した賢い資金調達術

目次
美容室開業の資金調達におけるリースとは?
美容室を開業する際、多くの人が直面するのが「資金調達」の問題です。
内装工事、美容機器、シャンプー台、セット椅子など、店舗を整えるためには多額の初期費用がかかります。
しかし、最近では 「美容室 開業」 のための新しい資金調達方法として リース を活用する人が増えています。
リースを利用することで、 高額な設備投資をせずに、美容室を開業できる ため、資金に余裕のない人や、初期投資を抑えたい人にとって魅力的な選択肢となっています。
美容室開業におけるリースと融資の違い
美容室を開業する際、主な資金調達方法には リース と 融資(借入) があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
リースと融資の比較
項目 | リース | 融資(借入) |
---|---|---|
初期費用 | 0円または少額 | 頭金が必要な場合あり |
所有権 | リース会社が所有 | 返済完了後に事業者が所有 |
支払い方法 | 月額リース料 | 元本+利息を返済 |
契約期間 | 5年が一般的 | 借入額による(設備融資だと10年が多い) |
設備の更新 | 契約終了後に返却または再リース | 事業者の自由 |
税務処理 | リース料は経費計上可能 | 設備は減価償却の対象 |
リースは 初期費用を抑えられる ことが最大のメリットであり、 美容室開業のリスクを軽減 できます。
リースと割賦の違い
リースと割賦購入(ローンやクレジット)も似ていますが、決定的な違いは「所有権」と「契約解除の可否」です。
比較項目 | リース | 割賦購入 |
所有権 | リース会社にある | 支払い完了後に利用者のものになる |
途中解約 | 原則不可 | 可能(違約金が発生する場合あり) |
税務処理 | リース料を経費計上 | 減価償却が必要 |
リースは所有権がリース会社にあるため、税務処理が簡単で、固定資産税も発生しません。
一方で、割賦購入の場合は資産として計上し、減価償却が必要になります。
税務処理についてはどちらがお得なのか分かりにくいので少し詳しく説明します。
美容室の開業で150万円の器具を導入する場合、リース・融資(借入)・割賦購入による税金負担をざっくり試算すると以下のようになります。
リースの場合(5年契約・月額リース料3万円)
- リース料を全額経費計上(毎月の支払いがそのまま損金扱い)
- 固定資産税なし(所有権はリース会社)
- 消費税は月々支払い(毎月のリース料に含まれる)
1年あたりの税務処理
- 年間リース料:36万円(3万円×12ヶ月) を全額経費
- 消費税分:年間3.6万円(税率10%)
- 減価償却なし
✅ 年間36万円をまるごと経費にできる → 課税所得が減り法人税・所得税が軽減
融資(10年返済・年利2%)の場合
- 減価償却が必要(一括経費計上できない)
- 利息部分のみ経費計上可能
- 固定資産税が発生(所有権は事業者)
- 消費税は購入時に一括支払い
1年あたりの税務処理
- 年間減価償却費:15万円(150万円 ÷ 10年)
- 年間利息(初年度):約3万円(元本150万円 × 2%) を経費計上
- 固定資産税:数千円程度(地域による)
- 消費税15万円を初年度で支払い
✅ 年間18万円を経費計上可能(減価償却+利息)
✅ 初年度は消費税15万円の支払いが発生
割賦購入(5年払い・年利2%)の場合
- 減価償却が必要(融資と同じく一括経費計上できない)
- 金利部分のみ経費計上可能
- 固定資産税が発生(所有権は事業者)
- 消費税は購入時に一括支払い
1年あたりの税務処理
- 年間減価償却費:30万円(150万円 ÷ 5年)
- 年間割賦金利(初年度):約1.5万円(元本150万円 × 2%) を経費計上
- 固定資産税:数千円程度(地域による)
- 消費税15万円を初年度で支払い
✅ 年間31.5万円を経費計上可能(減価償却+金利)
✅ 初年度は消費税15万円の支払いが発生
税金負担の違いまとめ
比較項目 | リース(5年) | 融資(10年・年利2%) | 割賦(5年・年利2%) |
---|---|---|---|
初年度の経費計上額 | 36万円 | 18万円 | 31.5万円 |
消費税の支払い | 月々のリース料に含まれる | 初年度に15万円一括支払い | 初年度に15万円一括支払い |
固定資産税 | なし | 数千円発生 | 数千円発生 |
所有権 | リース会社 | 事業者 | 事業者 |
どの方法が税制上有利か?
✅ 短期間で経費にしたいなら「リース」(年間36万円をまるごと経費にできる)
✅ 資産を持ちたいなら「融資・割賦」(減価償却で資産計上しながら経費化)
✅ 月々の負担を抑えたいなら「融資」(10年返済なら年間の経費計上額が最も低い)
美容室開業に最適!「店舗まるごとリース」とは?
最近では、「美容室 開業」を目指す人向けに 「店舗まるごとリース」 という新しいサービスも登場しています。
「店舗まるごとリース」の特徴
✅ 初期費用ゼロで美容室を開業できる
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✅ 美容機器、内装、設備をすべてリースで導入
✅ 契約満了後は再リース・買取も選択可能
特に 創業時に資金が足りない人に最適 で、自己資金を温存しながら美容室を開業できるため、 リスクを抑えたスタート が可能です。
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サービス開始を乞うご期待!!
まとめ:リースを活用して賢く美容室を開業しよう!
美容室の開業資金調達には リースと融資の2つの方法 がありますが、
✅ 初期費用を抑えたいならリース
✅ 資産として残したいなら融資
という使い分けが重要です。
特に 「店舗まるごとリース」 のような新しい仕組みを活用すれば、 初期投資を抑えながら美容室を開業することが可能 になります。
これから美容室の開業を考えている方は、 リースのメリット・デメリットを理解し、賢く資金調達を行いましょう!
参考記事:価格高騰時代の資金調達!融資とリースを上手に組み合わせよう
参考記事:資金調達は融資だけじゃない!リースもうまく使って開業を実現しよう。
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●文/コンシェルジュチーム:野呂
ビューティガレージ コンシェルジュ室
日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。
15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。
事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。