資金調達は融資だけじゃない!リースもうまく使って開業を実現しよう。

公開日:2022/07/26  更新日:2022/07/26
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リース

最近は、物価高や輸送コストの上昇により内装費や美容器具費などの開業費用も上がっています。

 

開業資金を確保するためには、自己資金を増やすか、借入金を増やすことになりますが、どちらも難しい。

 

自己資金はすぐには増えないですし、融資金額は1000万円が一つの目安です。それ以上借入れる場合は、審査プロセスも長引きますし、難易度も上がります。

 

そうなると、必然的に「リース」や「割賦(ローン)」という選択肢も入れた資金計画を立てる必要がでてきます。

 

今回はリースについて解説していきます。

 

リースは借入れと同じ

リースとは「リース会社に必要な設備を買ってもらい、それを借りる」という資金調達方法です。

 

お金を借りるのではなく、設備を借りるということになります。

 

お金を借りる場合には、借りたお金に利息をつけて返済します。一方、リースの場合は、期間に応じて決定されたリース料を毎月支払います。

 

支払いという点では、返済金+利息を払うのか、リース料を払うのかの違いです。

 

リースも借入れによる購入も、その設備を使用するという点では全く変わりありません。

 

リース利用による設備投資も借入れしたのとほぼ同じです。

 

例えば1300万円の資金が不足した時、1300万円をすべて銀行から借りるか、それとも1000万円を借入れして、残り300万円をリースにするか、という調達方法の違いです。

 

リースを活用できれば資金調達方法の選択肢が増えるのです。

 

リースは運転資金を残せる

リースを採用する場合のメリットは、設備にかかる初期投資が不要になることです。

 

美容器具を200万円リースすると、購入に使うはずだった200万円が手元に残ります。

 

初期費用を抑えることができれば、運転資金を増やすことができます。

 

もちろん、リースの支払いは月々の営業の中で発生します。しかし、売上を十分に確保できれば支払えない額ではありません。

 

さらに言えば、購入した美容器具であっても減価償却費として、毎月経費として発生するという特徴もあります。

 

購入の場合、すでに支払っているため、実際の現金の減少は発生しませんが、帳簿上の利益を計算する場合には、売上から減価償却費を引くことになります。

 

そういう意味で、リースであっても購入であっても「美容器具を毎月使う費用」は発生すると考えるべきです。

 

違いは「先に一気に払ってしまうか」「長期的に支払っていくか」とも言えます。

 

リースの場合、後者ですのでお金が一気に出ていくことはありません。それゆえ購入で支払う予定のお金を残すことができるのです。

 

リースの設備は所有できない

オーナーの中には購入にこだわる人もいます。オーナーですから、自分のサロンを所有する意識が高いのです。

 

「自分のものではないのに、ずっとリース料を支払っていく」ことが嫌だという人もいます。

 

また、所有物になった場合には、いざという時に売却できるというメリットを強調する人もいます。

 

しかし、当然ですが、設備の価値も時が経過するごとに下がっていきます。美容器具の耐用年数は5年と定められています。

 

※減価償却資産の耐用年数はこちらから確認可能です。

 

つまり200万円で購入した美容器具(シャンプー台やセットイスなど)は5年で価値0になるのです。

 

美容器具に買い取り手がつかない場合、自分で処分しなければなりません。そのコストの方が高くつく可能性もあります。

 

一方リースは身軽です。リース契約が終了すれば、リース会社が美容器具を処分します。オーナーは新品の器具を再リースすることだってできます。

 

使い終わったら所有者に戻すだけです。

 

もちろん中途解約ができないため、たとえ業績不振でサロンを閉店しても、オーナーはリース料を支払い続けなければなりません。その点は注意が必要です。

 

借入金とリースを上手に組み合わせよう

例えば内装費が思ったよりも高くなってしまったら、借入金をもっと増やすという選択肢だけでなく、一部分をリースできる方法がないかを考えてみましょう。

 

業務用エアコン部分だけをリースにしてみるなども一案です。

 

設備資金が予算通りだったとしても、急にスタッフが増えたりすると、もう少し運転資金を増やしておきたいと思うこともあります。

 

その場合も、運転資金として追加の融資を受けるという選択肢のほかに、器具をリースにして浮いた現金を運転資金に加える、ということもできます。

 

もちろん、リースは融資と同様に審査が必要です。そして、信用情報についてのチェックは日本政策金融公庫よりも厳しいです。かならずリース契約できるわけではありません。

 

しかし、融資のプロセスよりも審査が簡易であるため、試しに審査を受けてみて通ればリース。ダメなら融資という順に資金調達計画を組むのもアリだと思います。

 

資金調達=融資にとらわれず、柔軟に資金計画を考えていただければと思います。

 

●文/コンシェルジュ室:安斎

 

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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