お客様が興味を引くブログの文章構成のポイント

集客対策として、集客サイトのブログ更新頻度をあげましょう!といったアドバイスをもらう場面は、多いのではないでしょうか。
しかし、実際に作業に取り掛かると、内容を考えるだけで行き詰ってしまう…なんてことも多く耳にします。
サロンブログは「集客ツール」としての役割を持ちながら、「お客様との信頼構築」の場でもあります。
毎日書き続けるのは大変ですが、構成のコツさえ掴めばネタ切れせず、読まれるブログに変わります。
今回は、お客様の興味を引くブログの構成ポイントを解説します。
誰に・何を伝えるか
ここでは、結論ファーストで「誰に・何を伝えるか」を明確にする必要があります。
忙しい現代人は、最初の数行で読むか読まないかを判断しています。
まず冒頭で、誰に向けて書くのかを考えていかなければいけません。
ここでは、サロンのターゲットはどのような人物なのか決めておく必要があります。
30代女性で仕事をバリバリこなす、美意識の高い方?
40代女性の白髪やうねりが気になる方?
子育て世代の時短で簡単スタイリングを求めている方?
決めたターゲットに対して、記事の構成を考えていきましょう。
ターゲット例:40代女性の髪悩みを持つ方へ湿気でうねる髪の対策3選
参考記事:ターゲットが「サロンに行きたい」と思う状況は?実践ペルソナマーケティング
タイトルと導入の一貫性も重要です。
例文:「梅雨の季節、髪がまとまらなくてストレス…そんなお悩みをよく聞きます。今回は、“毎朝5分でできる湿気対策”をご紹介します。」
このように、誰に(ターゲット)・何を伝えるか(具体的な悩み等)を考えていきましょう。
ストーリー仕立てでヘアスタイルをアップ
ヘアスタイルの写真を載せるだけではなく、文章に“感情”や“日常”を入れると、お客様との距離がぐっと縮まります。
SNSは写真・動画の掲載がメインとなりますが、ブログ掲載は写真に対しての文章内容や個人の感想を入れるとよりイメージしやすくなるので、手間は増えますが挑戦していきましょう。
例
・実際のお客様の悩み解消Before・After
・スタッフとの会話やエピソード
写真と文章があることで、読んだお客様がイメージしやすくなり共感が生まれます。
サロン情報を“具体的”に書く
メニューの中でも、サロン側がお客様に伝えているつもりでも、お客様にとっては認識されていないメニューが実はたくさんあります。
ブログの中で詳しく書くことで、お客様のメニュー認知度がアップする可能性も十分あります。
意外とお客様はブログを読んでいないだろうと思いがちですが、意外と見ています。
・この前ブログで見た、あのヘッドスパできるの?
・紹介されていた○○の商品、まだ売っていますか?
といった形で、お客様からの投げかけがあるかもしれません。
具体的に書く事でより興味関心が沸きやすくなりますので、出し惜しみせずにサロン情報を出していきましょう。
最後に“行動”を促す一文を入れる
ブログは読まれて終わりではなく、来店や予約につながることがゴールです。
お客様が自然に「次の行動」を促す文を添えましょう。
「公式LINEから簡単にご予約いただけます」
「○月限定の乾燥対策トリートメントのクーポンからご予約ください」
「お急ぎの方は、お電話お待ちしております」
文章だけで終えてしまうと、お客様の気持ちも途切れて今います。
ブログを読んだあとの具体的な次の行動を促していきましょう。
参考記事:集客に悩むサロン必見!認知から予約までのプロセスを徹底解説
まとめ
今は集客と言えば「SNS」の時代です。
ブログを書くのは大変ですが、文字数の制限がなく深い情報を書くことできます。
また、ブログを読んでまで情報を得ようとするお客様は、サロンに対する本気度も高いので、より長い付き合いができる可能性が高いと言えるでしょう。
そして、美容室ブログでお客様の興味を引くには、「導入で惹きつけ」「共感で引き込み」「具体情報で納得」「最後に行動を促す」という流れが効果的です。
構成が決まれば、あとは日々のサロンワークの中に“ネタ”が転がっています。
まずは“型”を決めて、短くてもいいので毎日書くこと。それが信頼と来店に繋がる第一歩です。
●文/コンシェルジュチーム:藤平
ビューティガレージ コンシェルジュ室
日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。
15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。
事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。