ウィズコロナ時代には欠かせない?お客さまとつながるSNS集客の特徴

公開日:2020/08/06  更新日:2020/08/06
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新型コロナウイルス感染症の影響によって、サロンの集客のあり方も変わってくると感じています。

 

これまでは、多くのサロンが競って新規客を獲得し、店内を満杯にすることを目標にしてきました。ところが、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されるこの時期、お客さまで溢れかえるサロンは逆に敬遠されるようになってきました。

 

サロン側もソーシャルディスタンスを念頭に、席数を減らしたり、営業時間を短縮したりすることで、予約枠も少なくなりました。

 

こうした背景の中で、サロンが追うべき目標は「ロイヤルカスタマー(常連客)を増やすこと」に比重が置かれるようになったように思います。サロンのファンを増やし、そのファンを通して新規客を獲得する戦略です。

 

「顧客とのつながり」を意識する上では、SNSによる集客は欠かせません。

 

ここ数年でSNSは立派な集客ツールになりました。じっさい、個人事業主から大手企業まで幅広い事業者がSNSでプロモーションを行っています。

 

今回は、SNS集客の特徴について掘り下げて考えてみましょう。

 

無料の販促ツール

ポータルサイトやチラシ、看板で集客するのには販促費がかかります。しかし、instagramやtwitter をはじめとするSNSは基本無料です。

 

誰もがアカウントを持てば、いくらでも情報を発信できます。販促費を気にせずに導入できるのは大きなメリットです。

 

フォロワーが資産になる

SNSの特徴の一つはフォロワーです。フォロワーは蓄積されていきます。増えていけばいくほど、見込み客も増えるということです。

 

ポータルサイトはやめてしまえば、次月からお客さんに訴求する方法を失いますが、SNSは無料なので、継続することが簡単です。コツコツとフォロワーを増やしていけば、いつでもターゲットに訴求できます。

 

フォロワーの数は資産と考えられるでしょう。

 

プッシュ型の営業に向いている

これまでの集客ツールは「待つ」営業でした。

 

ホームページやポータルサイトでは、サロンのお得な情報を詰め込んだり、見つけてもらうために検索順位を上げたりして販促方法を工夫します。しかしその後は、お客さまが認知して、興味を示してくれるのを待つしかありません。

 

一方、SNSではつながっているフォロワーにいつでもサロン側から仕掛けることができます。今お客さまに来てほしい時、お客さまに直接勧誘ができるのです。

 

準備をしてお客さまを待つのではなく、直接営業できるのは「最後のひと押し」として有効です。

 

お客さま同士で拡散する

SNS集客の最もユニークな特徴は、サロンとは接点のない人にも情報が届くということです。

 

もしサロンに通ってくれるロイヤルカスタマーが、自身のSNSでサロンについて好意的なコメントを発信したら、お客さまのフォロワー全員にサロンが認知されることになります。

 

多くのフォロワーを抱えるユーザーが発信すると、商品が売れるという現象がしばしば起こります。こうしたユーザーをインフルエンサーと言います。

 

SNSでの集客の流れは次のようなものです。

 

一人のユーザーの発信から「いいね」が生まれます。「いいね」を押した人が、その商品やサービスをSNSで検索します。より深く内容を知りたい場合、Googleでネット検索もします。そして、実際に予約して施術を受けます。受けた施術の内容や感想を、今度は自分がSNSでシェアをします。 

 

この一連の流れから、加速度的に情報が拡がっていくのです。

 

サロンよりもスタイリストのSNSが有効

SNSはあくまでも個人と個人のつながりがベースになっています。したがって、サロンという組織がSNSで個人のつながりに入るのは難易度が高いといえます。

 

そこでサロンは、スタイリスト個人のSNSに頼ることになります。スタイリストにとってはフォロワー数は多くのお客さまから支持されている証になります。

 

オーナーとしては最終的にサロンのお客さまを増やしていくのが目的ですので、サロンとしてのSNSとスタイリストのSNSをうまく連携する必要があります。

 

例えば、サロンのアカウントからはお得な情報やスタイル写真を投稿する。スタイリストはプライベートな話題や、ケアの方法といった美容のプロとしての知見を発信するようにします。

 

また個人のスタイリストに来た予約や問い合わせの窓口として、サロンの予約管理につなげるようにしておかなければなりません。

 

検索ツール

何かを調べる時に、SNSで検索をする人も増えています。Googleで検索することをググるといいますが、SNSで検索するときには「タグる」という言葉が使われます。

 

SNSでは、最新の情報がどんどん流れてくるので、大事な情報を見失う確率が高くなります。常にページがあって情報を溜め込めるホームページやポータルサイトとの大きな違いです。

 

そこで大事な情報にはハッシュタグをつけて、お客さまが検索できるようにしておくことも大切です。

 

まとめ:SNS集客こそサロンの実力で差が出る

このようにSNSによる集客は、サロンとお客さまの距離を近づける戦略といってよいでしょう。サロンとスタイリストはSNSでフォロワーを増やし、直接的にサロン情報や価値のあるコンテンツを提供していきます。

 

またお客さまから、サロンについての好意的な情報を発信してもらうことで、さらに多くのユーザーにサロンを認知してもらうことができます。

 

SNS集客の特徴を考えれば、「価値のあるサービスを提供している」ことが前提になるということです。

 

顧客満足度を上げなければ、フォロワーは増えません。そしてユーザーが「このサロンいいね」と発信してくれなければ、ファンが増えません。

 

SNS全盛のこの時代、サロンとお客さまとの距離が近くなる分、サロンの本当の実力が評価されるとも言えるのです。

 

小手先でお客さまを呼ぶ方法を考えるのではなく、本当に価値のあるサービスを追求して技術を磨き続けることに注力していくべきです。

 

●文/コンシェルジュ室:安斎

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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