あなたは答えられる? サロンのコンセプトメイキングのコツ【2】
コンセプトメイキングのコツ【1】では“コンセプトは20文字以内”と解説させていただきました。
今回も引き続きコンセプトについて解説していきます。
コンセプトメイキング②
「コンセプトを作ろう!」と思ってもなかなかパッと思い浮かぶ人はいないかと思います。本日は私がお客様とコンセプトを作る際に考えていることをお伝えいたします。コンセプトを作る道筋のヒントになれば幸いです。
私はお客様に、このように質問します。
「だれの」
「どんな問題を」
「何を使って」
「どう解決するのか?」
この「どう解決するのか?」がコンセプトを作る大きなヒントになります。
たとえば、
Q:「だれの?」
A:「働いている女性の」
Q:「どんな問題を?」
A:「仕事に追われ、美意識はあるのに落ち着いて向き合えない毎日を」
Q:「何を使って?」
A:「上質な家具と落ち着いた内装、確かな技術、ホスピタリティ溢れるサービスで」
Q:「どう解決するのか?」
A:「美を通じた心からの安らぎと幸せを与えたい」
という回答だったとします。
『美を通じた心からの安らぎと幸せを与えたい』
これが実現させたいこと=コンセプトの元です。これを、20文字以内にギュッと凝縮することを考えます。
ここからは、あまり深く考えずにとにかく数を多く出してしっくりくるものを選ぶ作業です。量は質を凌駕する。を念頭にひたすら書いていきます。
「心からの安らぎと幸せを」
「美を通じて幸せを届けたい」
「美とやすらぎと」
「こころやすらぐ場所」
「最上の美をあなたに。」
「最上の美とやすらぎを」
などなど……
まとめ
コンセプトを作るコツは、ターゲットの「何を解決してあげるか?」を考える。
量は質を凌駕する。
●文/コンシェルジュ室:鴨川
ビューティガレージ コンシェルジュ室
日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。
15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。
事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。