【1人サロン可】美容室が使えるおすすめ補助金2選

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新型コロナウイルスの流行は、美容室・サロンの経営に対しても大きな影響を与えました。

 

厳しい社会情勢、競争が激しい美容業界で生き残るためには、魅力的なサロンづくりや競合との差別化が欠かせません。

 

ですが、差別化には投資、つまりまとまったお金が必要です。

 

「ただでさえコロナで売り上げが減っている状況で、まとまったお金なんて用意できない」

「投資しないと生き残れないのに、投資に使えるお金がない」

 

そんなジレンマを抱えてしまっているサロンオーナー様は補助金という調達手段を検討すると良いと思います。

 

今回は今こそおすすめしたい補助金、「事業再構築補助金」と「ものづくり補助金」について、

 

補助金サポートで国内有数の企業【ライトアップ】にお話を聞きました。

 

 

補助金とは?コロナ給付金との違いは何?

最近ではコロナ給付金や給与の助成があったため、国や自治体からお金がもらえる制度を使ってみたという方も多いと思います。

 

では、似たような名前がついている給付金と助成金、補助金とでは何が違うのでしょうか。(厳密な定義はないですが、概ね以下の通りです)

 

まず共通している点は、どれも返済の必要がないことです。

 

補助金は受け取れるお金が数百万円にのぼることもあるので、返済が不安になってしまう方もいますが、融資とは違うので安心してください。

 

給付金と助成金は、条件を満たしていれば必ずお金が受け取れる制度です。

 

両者の違いは、条件を満たすタイミングです。

 

申請時に既に条件を満たしている人がもらえるものが給付金、申請時だけでなく、申請後もやることや成果で条件を満たしているかもチェックされるのが助成金です。

 

とはいえ、「売り上げ倍増!」のような自分の力だけではどうにもならない条件を満たさないといけないわけではないので、丁寧に取り組んでさえいれば助成金の受給も難しいことではありません。

 

一方で、補助金については審査があります。

 

申し込みが少ないケースなどで極端に高くなることはありますが、代表的な補助金はだいたい50%前後の採択率です。

 

選ばれる際に重視されるのは、なんといっても事業計画が丁寧に作られているかです。

 

競合や市場の分析を怠っていないか、売上目標に根拠があるかなど、真摯に経営に向き合っているかどうかがチェックされます。

 

さらに、補助金の趣旨に沿った加点項目が公募要領などに書いてありますので、加点ポイントを押さえていけば採択される可能性はぐっと上がります。

 

では、美容サロンにおすすめの補助金を2つご紹介しましょう

 

大きく変えるなら事業再構築補助金!

一つ目は「事業再構築補助金」です。

 

コロナによって今まで通りの経営が難しくなってしまった事業者が、新しい分野へに挑戦したり業種そのものをコロナに強いものに変えたりするための資金を補助してくれます。

 

新型コロナウイルスが大流行した時期に、売上が一定以上減っていることが申請条件で、最大1億円が受け取れる大型の制度です。

 

一番一般的な枠では、従業員が20名以下の会社の場合、最大で2000万円。その他、売上減少の程度や従業員の数によって上限金額が変わります。

 

設備投資だけでなく、店舗の改装や広告宣伝費も補助対象になるのが特徴です。

 

改善のための投資ならものづくり補助金

もう一つは「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(通称:ものづくり補助金)」です。

 

今後の時代の流れに対応するための新サービスや試作品開発、生産プロセス改善に必要な設備投資などを補助してくれます。

 

こちらは売上が下がっていなくても申請できますが、広告費・販促費には使えません。

 

受け取れる金額は最大で3000万円ですが、従業員5名以下の会社でも上限750万円と、十分に大きな設備投資ができる金額になっています。

 

2014年から毎年続いているので、どんな内容だと採択されやすいかが分かってきている補助金制度でもあります。

 

サロンでは脱毛器購入・EC進出での利用が多い!

では、実際に美容サロンで採択された事例には、どのようなものがあるのでしょうか。

 

まず、一番多かったのが脱毛器の導入です。

 

個室でのセルフ脱毛という形をとって、感染症の再流行対策としたり、男性向けや高齢者向け介護脱毛を謳って新たなマーケット、新たなニーズに応えようとしたりすることで採択率が上がっています。

 

また、定番のEC進出も売り上げが見込めるとして多くのサロンが採択されています。

 

いつも使っているケア用品をサロンに立ち寄らずに買える利便性は大きく、最初からある程度の顧客を見込めるのが好印象。

 

中にはECサイトを作るだけでなく、オリジナルのトリートメントやサプリメント、グッズなどを開発し、サロンのブランドで販売することで高い利益率を狙うケースもあります。

 

その他、ネイルサロンでは料金をサブスクに切り替えることで、会計の手間を減らしながら安定した収入を得られるようにしたり、ネイルから美容鍼まで様々なメニューを用意してワンストップのサービスを提供したりと、今までのサロンのサービスを少しだけ変えるようなケースも、競合との差別化につながりやすく成功事例が多いです。

 

難しいことはプロに任せるのもアリ

新型コロナウイルスの流行で大きな影響を受けた美容サロンですが、ようやく状況も収まってきました。

 

ピンチをバネに一層の飛躍ができるよう、アフターコロナに対応できる投資をして、業績のV字回復に弾みをつけたいですね。

 

既に様々な工夫をして、これまで以上に選ばれるサロンに進化したところも沢山あります。

 

補助金を上手く使って、ライバルに負けない素敵なサロンを目指してください。

 

とはいえ、補助金の申請なんてやったことがない!そもそもどっちの補助金を使えばいいのかわからない!という方もいらっしゃると思います。

 

不慣れなことだと時間も手間もかかるし、そんなことに頭を悩ませるならお客様へのサービスを優先したくなりますよね。

 

事業計画書がうまく書けずに採択されなかった場合には、せっかくの苦労も報われません。

 

そんな時は、専門家に任せるという方法もあります。

 

補助金の申請については、税理士さんや中小企業診断士さんが相談に乗ってくれます。

 

また、弊社のような中小企業向けコンサルティングの会社でも相談・申請代行を行ってますので、ぜひご相談してみてください。

 

プロに相談することのメリットは、時間や労力を大幅に節約し、採択にグッと近づくだけはありません。

 

自分の頭の中にある将来のビジョンを、第三者と一緒に事業計画書という目に見える形にすることで、実際に事業を進めていく際にブレたり迷ったりすることがなくなります。

 

実際にご相談いただいた企業様からも下記のような喜びの声をいただいております。

 

”こんなに短時間で、私と直にお会いしたことがないのに、あのような素晴らしい事業計画書を作成頂いてとても嬉しく感じました”

 

”ヒアリングシートを通じて改めて自社のことを見つめ直すきっかけとなり、自分の頭の中が整理されました”

 

”作成いただいた事業計画書ですが、ヒアリングシート&オンライン面談で弊社の思いを汲み取っていただき、ありがとうございました。構成・クオリティ、共にかなり勉強になります”

 

独立したばかりの方や、業績が思わしくない方でも、事業計画書がちゃんとしていれば採択される可能性は高いです。

 

コロナ後の飛躍に向けて、補助金もコンサルタントもうまく利用していきたいですね。

 

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株式会社ライトアップ

渋谷区も導入してるオリジナル診断ツール「Jシステム」を展開し多くの企業の助成金・補助金申請をサポート

民間コンサル系企業では合格社数 国内トップを誇る

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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