役所からは言わない!サロン向け給付金2選

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2022年3月現在、早期の解消が望まれた新型コロナウイルス感染症(以下 コロナ)の流行もあっという間に3年目をむかえ、今も私たちの仕事や生活に大きな影響を与えております。

 

今回はコロナの影響を受けたサロン向けの給付金について2つ紹介しますので、受給資格があるのに知らなかったものがあれば、ぜひこの機会に申請しましょう。

 

給付金・助成金・補助金のちがい

 

まず給付金・助成金・補助金のちがいについておさらいしましょう。

 

①給付金

目的:被災時など決められた条件のときにもらえるお金

審査:なし

管轄:国、地方自治体

 

②助成金

目的:主に雇用関係を改善させるためにもらえるお金

審査:なし

管轄:多くは厚労省

 

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③補助金

目的:政策実現のために申請して受けるお金

審査:あり

管轄:多くは経産省

 

今回は給付金の説明記事になりますので省きますが、補助金は受けるのが大変ということは覚えておきましょう。

 

給付金2選 ①事業復活支援金

それでは本題の給付金のお話です。

 

まず最初に事業復活支援金を挙げます。

 

こちらは2022年5月31日まで申請可能な支援金です。

 

2021年11月~2022年3月のいずれか(基準月)の売上高が、2018年11月~2021年3月の同じ月(対象月)の売上と比較して、コロナの影響で30%以上売上が減ったサロンが対象となります。

 

コロナの影響だという裏付けが示せない場合は給付対象とならない恐れがありますのでご注意ください。

 

(参考)個人事業主の給付額

基準月の売上 ― 対象月の売上 × 5カ月分

 

50%以上の売上減:最大50万円

30%以上50%未満の売上減:最大30万円

 

(参考)個人事業主が準備するもの

・本人確認書類

・確定申告書類の控え

・対象月の売上台帳

・振込先の通帳

・代表者同意書

 

給付金2選 ②新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金

次に休業支援金について説明します。

 

こちらは、まん延防止措置などで休業期間中に賃金がもらえなかった方がもらえるお金です。

 

(参考)対象者

令和3年4月1日~令和4年3月31日までの休業期間で賃金がもらえなかった労働者

 

(参考)支援金額

休業前の1日あたりの平均賃金の8割 × (休業日数 ― 働いた日 ― 労働者都合で休んだ日数)

※1日あたり8,265円~11,000円の上限あり(期間により変わる)

 

(参考)申請期限

令和3年4~12月の休業分 ⇒ 令和4年3月31日(木)

令和4年1~3月の休業分      ⇒ 令和4年6月30日(木)

 

(参考)必要な書類

・支給申請書

・支給要件確認書(事業主と一緒に作成)

・本人確認書類

・振込先の通帳

・給与明細など賃金額が確認できる書類

 

まとめ

今回はサロンで覚えておきたい給付金(支援金)を2つご紹介しました。

 

以前は個人事業主最大100万円の持続化給付金などがありましたが申請期間が終わってしまいました。

 

今はひとまずこの2つを覚えておきましょう。

 

このほかにもコロナにおける特別貸付などもありますので、常に国や地方自治体の施策をチェックしましょう。

 

 

●文:コンシェルジュ室:野呂

 

 

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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