お客様の囲い込み!LINE公式アカウントの活用メリット
サロン集客は大きく分けて2種類あります。
1つは【新規集客】
ポータルサイトやSNSを活用し、新たなお客様を呼び込む集客方法となります。
2つ目は【既存集客】
すでにお越しいただいているお客様の来店頻度やLTV(顧客生涯価値)を高めることが、既存集客の位置づけになります。
今回は、お客様の囲い込みを高める1つの方法として、LINE公式アカウントを活用するメリットを解説していきます。
案内強化
日本人のLINEの利用率は7割~8割と言われており、連絡手段と言えばLINEがメインといった方は多いのではないでしょうか。
普段利用する機会が多くなるほど、届いたメッセージを確認する機会も増え到達率も高いと言えます。
以前はメールやDMでのアナウンスが美容業界では主流でした。
メールで連絡する機会が減った分、「そもそもメールは見ない」や「迷惑メールになっていた」なんてことも多く耳にします。
DMは費用をかけて作成、発送したのに読まれずに捨てられてしまうこともあります。
そうなると、サロンからのアナウンスをお客様が認知していない結果となり、より良い情報が届かないケースもあります。
ですが、LINEは無料から利用する事ができ、メッセージ配信、ショップカード、クーポン、チャットなど機能も充実しています。※配信数を増やすことでオプション料金有
顧客に認知されながらも、費用は最小限に抑えることができるので、サロンの取り組みを伝えていく上で、サロン公式のLINEを開設するサロンは増加してきました。
予約の導線づくり
LINEを利用することで、顧客とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。
予約の確認や変更、キャンセルなどの情報を素早くやり取りが出来るのも魅力の一つです。
また、POSシステムと連携をすることにより、顧客がポータルサイトを利用することなく
予約ができる仕組みもあります。
LINEでオススメメニューの発信をして、そのまま予約に繋げることも可能となります。
お客様の手間が減る為、予約作業の途中離脱も減る可能性があります。
予約管理の効率化
LINEを利用した予約システムを導入することで、従来の電話に比べて予約管理が効率化されます。
顧客がLINEを通じて簡単に予約を行えるため、スタッフの負担が軽減されます。
1人サロンの場合、電話が鳴っていると施術中であっても一度手を止めて対応しなければいけません。
そうなると、限られた時間の中で施術をすることになり、最大のパフォーマンスしにくくなることもあります。
電話に出なくても、予約が完結する環境づくりも生産性を上げる中で必要となります。
キャンペーンやプロモーションの実施
LINEを活用して、キャンペーンやプロモーションの情報を顧客に発信することができます。
特別な割引やサービスを提供することで、顧客のリピート率を高めることができます。
商品販促では、サロンオリジナルのオンラインショップを作成し、LINEのリッチメニュー(目立つ場所)に配置し、おススメしたい商品をそのまま購入できるような導線づくりも可能です。
サロンでアプローチし、お客様が商品を持ち帰るのが当たり前だったのが、LINEを活用して今までとは違う販促活動もできます。
分析も可能
メッセージ配信結果や友だち登録をした顧客の属性などを見て分析する事が可能です。
数値として現れる事で”顧客の反応”を確認する事ができ、次の施策に活用する事ができるのではないかと思います。
まとめ
LINE公式アカウントは1アカウントで最大100名まで権限を持つメンバーを追加できるので、複数人で管理・運用体制をつくることができます。
複数人でLINE公式アカウントを管理できれば、メッセージの配信設定やお客様から送られたチャットの返信なども分担できるため、効率よく作業できます。
発信するツールを最大限活用し、既存集客の活性化に繋げていきましょう。
●文/コンシェルジュチーム:藤平
ビューティガレージ コンシェルジュ室
日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。
15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。
事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。