違いを知って賢くオープン! 美容室開業時のリースとクレジットを簡単比較

公開日:2018/09/25  更新日:2018/12/13
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リースとクレジット

サロン開業における、『リース』と『クレジット』。どちらの言葉も耳にしたことがあるかと思いますが、これらの違いをご存じですか?

 

『リース』と『クレジット』をうまく活用することで、より賢く、美容室の開業・経営をすることができます。

 

今回は『リース』と『クレジット』の違い、そして、両者のメリット・デメリットをお伝えいたします!

 

『リース』とは?

リースとは、リース会社が利用者に代わって設備や物件を購入し、一定期間賃貸するサービスです。

 

利用者はリース会社と契約を結び、毎月一定額の料金をリース会社へ支払います。リース契約期間が終了すると、返却または再リース契約を結ぶことになります。

 

契約期間終了後も所有権が利用者へ移ることはありません。契約期間は対象の物件や設備の耐用年数によって決まります。

 

『クレジット』とは?

クレジットとは、クレジット会社が利用者に代わって設備や物件の料金を立て替えて支払い、代金をクレジット会社へ後払いするサービスです。

 

クレジット契約期間が終了すると、所有権は利用者へ移り、利用者の資産となります。

 

金額等を考慮して、支払回数、月々の支払額を決定します。支払回数を増やせば月々の支払額を安くすることができ、支払回数を減らせば月々の支払額は高くなりますが支払いを早期に終えることができます。

 

それぞれのメリット

両者に共通するメリット

●開業初期費用を大幅に抑えることができるので、運転資金に充てる資金を増やすことができる

●融資を受けるよりも手続きが簡単

●審査基準が比較的緩やか

 

リースのメリット

●所有権がリース会社にあるため、固定資産税などの税金を支払う必要がない

●基本的に、賃借料として全額経費計上することが可能

 

クレジットのメリット

●支払回数や支払金額を設定できるので、経営計画が立てやすい

●契約期間終了後に所有権を取得できる

 

それぞれのデメリット

両者に共通するデメリット

●契約期間中の解約は原則不可

●日本政策金融公庫や融資制度による借入よりも総支払額が高い

 

リースのデメリット

●契約期間が終了しても所有権を取得できない

 

クレジットのデメリット

●固定資産税などの支払いが必要

●契約期間が終了するまでは所有権がない

●支払回数を増やすと金利が高くなる

 

まとめ

今回ご紹介したもの以外に、日本政策金融公庫や制度融資を利用した開業方法もあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

それぞれの違いをきちんと理解し、金利や総支払額等も契約前に調べることが大切です。自己資金や経営計画に合わせて、ご自身にあった開業方法を選択しましょう!

 

どれが自分に合っている開業方法なのかいまいちわからない……という方は、開業無料相談に一度お越しください。

 

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●文/コンシェルジュ室:原田

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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クレジット リース 節税 融資

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