【美容室開業のリアル】2019年開業サロンの自己資金と借入金データ

公開日:2020/02/25  更新日:2020/02/25
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美容室 開業

【美容室開業のリアル】では、ビューティガレージの開業サポートを受けたオーナー様たちのデータをもとに、開業の実態をお伝えしています。

 

今回は、昨年の記事『【美容室開業のリアル】実際いくら借りてる? 開業費用における自己資金と借入金』の最新版です。2019年の開業者(関東圏で開業した32件)の自己資金と借入金についてまとめました。

 

自己資本比率は26%

2019年開業者の平均値は以下の図の通りです。前回の調査と比較すると、開業費用は微増していますが、全体的に大きな変化はありません。

 

資金 データ

 

自己資金が300万円あれば、900万円は借入が可能だということです。

 

私たちは、お客さまの借入依存を防ぐため、自己資本比率(開業費用における自己資金の割合)に注目しています。

 

前回と同様、開業費用の約3/4を借入に頼っている状況です。

 

自己資金の平均値は328万円

開業資金 データ

自己資金の平均値は328万円でした。最頻値は301万円~400万円ですが、101万円~400万円の人が全体の7割を占めます。前回より母数が少ないですが、極端に高い人、低い人が少なかったと言えます。

 

開業費用の平均は1,255万円

 

資金 データ

 

開業費用の平均値は1,255万円。最頻値は1,201~1,400万円で、開業者の4割にあたります。

 

801~1,400万円の人が全体の約8割を占めますが、このくらいの費用でできるサロンの規模は、3~5席で、13~15坪くらいです。

 

前回に比べてコンパクトなサロンが増えていると言えます。席数を抑えた開業の背景には、スタッフ不足があるでしょう。

 

まとめ

開業における自己資金の割合(自己資本比率)は26%でした。

 

私たちは理想の自己資金を「開業費用の1/3」と主張していますが、現実的には開業費用の1/4を用意できれば借入ができています。

 

美容室の開業は初期費用がかかります。多くの場合、金融機関からの借入が必要になります。しかし、過度な借入はサロン運営にとって大きな負担になります。

 

自己資金から逆算してサロンの規模を考えることも大事です。

 

ぜひ、自己資金の割合を1/3~1/4にできるような、身の丈にあった資金調達を行ってほしいと思います。

 

 

●文/コンシェルジュ室:安斎

 

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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