意外と悩む・・美容室開業に必要な家電選びの極意

公開日:2023/12/11  更新日:2023/12/11
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開業相談で初期費用の見立てをおうかがいすると家電類の予算を考えていないことが意外と多く見受けられます。

 

設備資金と言えば内装、美容器具という固定概念が先行し見落としがちだったりするのです。

 

いざ融資がおりてから買い物をするときに見落としていた設備費用があっても追加融資を受けることは容易ではありません。

 

融資が実行されてからの追加費用は基本的には運転資金から補填しないとならないのです。

 

そのため運転資金に余裕がないと目も当てられない状況となります。

 

今回は家電類を中心とした選び方やサポート事例をもとにした予算相場をお伝えします。

 

内装や美容器具、材料については販売している専門業者に相談すれば詳しく教えてくれますが美容室開業に特化している家電屋さんは無いのでぜひ参考にしてください。

 

フロントで必要な家電

 

パソコン・タブレット

まずはレジ周りです。

 

スマホでほとんどのことができるご時世なので開業前にパソコンを持っている人は少数です。

 

持っていてもすごく分厚い昔の機種のノートパソコンだったりします。

 

タブレットでも問題はありませんが導入を検討しているレジやPOSとの連動性を確認してから採用するとよいでしょう。

 

また、お客様が放置時間で使用するためにタブレットを導入することもありますね。

 

当社が協業している電子書籍では激安でタブレットレンタルをしておりますのでご検討ください。

 

なぜ今サロンは電子書籍なのか?専門業者に聞いてみた

 

予算目安

ノートパソコン @8~20万円

スペック目安:CPU i3以上 メモリ8G程度 13~15インチ程度

 

タブレット @5~10万円

 

プリンタ

美容室を開業すると何かと印刷することも増えてきます。

 

プリンタがあると便利にはなりますが無くても下記の手段で代用ができます。

 

  • レシート・領収書:レジスターに附帯していればOK
  • 売上管理表など:必要な時だけコンビニなどで印刷
  • チラシや店内POP:プリンタよりも品質が高い業者に依頼

 

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またFAX機能の複合については、チェーン店や大型店でない場合は使う機会はあまりないかと思います。

 

予算目安

FAXなし @1~2万円

FAX付き @3~5万円

 

電話機

最近は固定電話を導入する店舗が減りIP電話を導入したり携帯電話のみで済ませる美容室が増えてきたような気がします。

 

小規模美容室の場合、施術中に予約を取るのも大変なので基本はWEB予約やLINE予約をメインにしていることも多いです。

 

とは言えIP電話はネット環境が悪いと通話が途切れたり、携帯電話は複数スタッフでの管理は大変というデメリットもあります。

 

自分の美容室には何があっているか考えて導入しましょう。

 

予算目安

子機付きの固定電話機 @1~3万円

 

レジスター・決済端末機

現金会計する時のレジスターやクレジットカード・電子マネー・QRコードで決済するための端末機も忘れてはなりません。

 

導入予定のPOS(顧客管理システム)や予約管理システムとの連動性も事前に確認が必要ですが基本的には両方とも自前で用意することになると思います。

 

予算目安

電子レジスター @4~7万円

決済端末機 @0円(無料レンタル)~8万円

 

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フロアで必要な家電

 

エアコン

多くの場合、貸主側の設備だったり内装費に見積もられていますが内装費に含まれず自分で購入する場合は注意が必要です。

 

思わぬ高額な出費となるため初期費用予測に大きなずれが生じます。

 

予算目安

2馬力 業務用エアコン(室外機込み) @20~30万円

10~14畳 家庭用エアコン(室外機込み) @10~20万円

 

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掃除機

髪の毛は捨てる量が多いのでホウキや専用モップでの粗掃除が適してますが、細かい毛やホコリなどはやはり掃除機をかけるのが楽です。

 

小規模の美容室であればハンディ型のコードレス掃除機が人気です。

 

予算目安

コードレス掃除機 @2~7万円

 

スピーカー・アンプ

内装見積の内訳で見落としがちなのが音響機器です。

 

内装費に含まれていない場合はこちらも開業者が自身で購入しなければなりません。

 

Bluetoothで接続するようなスピーカーもありますが、音質は劣ることが多いと感じるので注意が必要です。

 

また、少し広めの物件ならパワーアンプが必要な場合もあります。

 

インピーダンス、周波数帯域など聞きなれない用語も多いので自身で購入する際も内装業者に事前相談したほうが良いでしょう。

 

予算目安

Bluetoothスピーカー @5千円~6万円

業務用スピーカー @2~6万円

パワーアンプ @3~5万円

 

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もしかして違反かも。。。サロンBGMの著作権のお話

 

バックルームで必要な家電

 

洗濯機・乾燥機

タオルを自分で洗濯するなら導入必須な洗濯機です。

 

タオルをレンタル・リースにする場合もクロスなどの洗濯で必要になります。

 

店内干しは「臭いが取れにくい」「ハンガーの用意が大変」「乾くまでの時間がかかる」等の問題があるので、設置スペースとブレーカー容量に問題がなければ乾燥機も欲しいところです。

 

※セット椅子やシャンプー椅子に広げて干すのはレザーの加水分解の原因となるのでNGです!

 

予算目安

6~8kgの洗濯機 @6~10万円

6~8kgのガス乾燥機:@6~15万円

7~10kgのドラム型洗濯乾燥機 @10~30万円

 

洗濯代行

「洗濯機を置く場所がない」「レンタル・リースにしても回収タオルの置き場がない」「スタッフが業務委託だから洗濯は頼めない」こんなサロンオーナー様は洗濯代行サービスをご検討ください。

 

 

冷蔵庫

お客様にサービスドリンクを提供する美容室では必須で用意したい冷蔵庫。

 

提供しない場合でもスペースに余裕があれば自分やスタッフの飲み物を冷やしておきたいですよね。

 

家と違い野菜室などは不要なので容量は130~200Lあれば十分です。

 

予算目安

130~200Lの冷蔵庫 @4~7万円

 

電子レンジ

オーブンの機能などはいらないので安いもので大丈夫です。

 

ただ電子レンジは使用電力が意外と大きく、ドライヤー1台分くらいの電力が必要なので注意が必要です。

 

内装業者に「この物件だとドライヤー2台の同時使用が限界ですね」と言われ「スタッフ2人だし大丈夫!」と思っていても、ドライヤー2台使用中に電子レンジを使うとブレーカーが落ちてしまうなんていうトラブルもあるのです。

 

予算目安

単機能レンジ @1~2万円

 

まとめ

いかがでしたか。

 

上記で説明した家電だけでも20~100万円程度の費用が発生します。

 

今回は対象にしなかったサロン家具や什器類を含めると内装費以外にも多くの費用がかかることが分かると思います。

 

計画通りに運転資金を残すためにも融資前には見落としなくリストアップしていきましょう。

 

ビューティガレージの開業プロデュースでは当社で購入できる器材以外でも選定の相談が可能です。

 

あなたの開業の第一サポーターになれれば幸いです。

 

ぜひ一度開業無料相談をお申し込みくださいませ。

 

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●文/コンシェルジュチーム:野呂

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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