進むキャッシュレス決済!オープン時に導入すべき決済手段とその特徴

公開日:2021/10/08  更新日:2021/10/08
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キャッシュレス

サロンのオープンで気を付けておきたいのは「決済」、つまり顧客の会計シーンです。昨今、消費者の決済手段は多様化しています。

 

テクノロジーの進化とコロナ禍による消費者の行動変容があいまって、キャッシュレス化は促進しています。

 

サロン側もできるだけ多くの決済手段を用意する必要がでてきました。現状考えられるのは4つの手段です。

 

それぞれの特徴を理解しておきましょう。

 

現金

現金での支払いが減ったという声をサロンから聞きます。完全に現金がなくなるかと言えば、ゼロになるとは考えられません。これまで同様現金を使う人は存在すると思います。

 

現金支払いのサロンにとってのメリットは、その日にお金が入ることです。

 

売上と入金が一致していると管理がしやすいです。キャッシュレスになると帳簿上は売上が立つものの、現金が不足するということが起こりえます。

 

サロン側にも家賃などの支払いがあります。現金が入ってくる時期がずれると資金繰りに関わります。

 

現金収入であれば、今日入ったお金で、今日支払うということも可能になります。

 

一方で、現金の場合、顧客がその日使える額が決まってしまうため追加メニューや商品販売によるアップセルが難しいとも言えます。

 

さらに新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、現金を介した接触に抵抗を持つ人が増えています。

 

「うちのサロンは現金のみです」となると、衛生面から失客するリスクもでてきます。

 

クレジットカード

顧客が現金で支払いをする場合、「当日お金がなければ受けたいメニューがあっても受けられない」「薦められた商品が買いたくても買えない」という問題が出てきます。

 

それを解決できるのがクレジットカードです。カードの支払いは1か月後あるいは2か月後のため顧客は現金がなくても買えるというメリットがあります。それゆえ、サロン側も高単価のメニューや店販商品を販売できます。

 

しかし、クレジットカードが使えないメニューというのもあります。例えば、エステの契約金やチケット販売は、カード会社によってはNGになります。

 

さらに若年層の間では後述する電子マネーやスマホ決済が主流になり、カード自体を持っていない人も増えているようです。

 

クレジットカードを作るには手間がかかるうえ、審査が必要になるからです。

 

とは言え、高単価のものはカードで買って、あとで支払うという消費者の心理を考えるとクレジットカードのメリットは大きいと言えます。

 

電子マネー/スマホ決済

サロンオーナーの話を聞くと、電子マネーやスマホ決済で支払う顧客も増えてきていると言います。

 

この決済手段のウリはなんといっても手軽さです。スマホさえあれば財布を持たなくてよいですし、リーダーにスマホや交通ICカードをかざすだけで済みます。

 

完全に非接触型というのも、利用が伸びている要因です。クレジットカード決済の場合、どうしても暗証番号やサインが必要になり間接的な接触が発生します。

 

その点、電子マネーはリーダーにかざすだけですから完全な非接触を実現できます。

 

コロナ禍がある意味追い風になって伸びている決済手段です。

 

事前決済

最近注目を集めているのが事前決済です。直前にキャンセルする顧客に対しての打ち手として注目されています。

 

顧客は、ウェブサイトや店舗アプリから予約を行う際に、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済で事前に料金を支払います。

 

顧客は店頭での支払いが不要になるため、会計にかかる時間を省くことができます。

 

サロン側は、ドタキャン防止になるだけでなく、会計業務の効率化につながります。会計時間をうかせて、サービスの質の向上に使うことができれば顧客満足度も上がります。

 

事前決済はこれから普及していくと思います。一方で、こうした前払いを消費者に根付かせるには時間もかかります。

 

キャッシュレスは加速する

どの業界でもデジタル化は進んでいます。

 

対人ビジネスである美容業が完全なデジタル化に移行することはないと思いますが、予約や決済といった施術以外の部分ではデジタル化が進んでいます。

 

特に決済方法は多様化しています。キャッシュレス決済はもはや当たり前になりました。

 

複数の決済手段を持つことで、顧客のニーズに応えられるようにしておくべきです。

 

特に開業時は導入のハードルが低いため、オープン時に装着しておくことが理想です。

 

様々なサービスが次々に出てきています。決済については常にアンテナを張っておきましょう。

 

●文/コンシェルジュ室:安斎

 

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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