まずは相談！商工会議所をうまく活用しよう！

「商工会議所」皆さんは聞いたことありますか？

筆者は子供のころ珠算（そろばん）検定試験でよく商工会議所へ行っていました。

しかし大人になってから、もっと色んなことをやっていると知りました（当たり前）

商工会議所とは一言で「非営利の会員制経済組織」です。

秘密組織みたいでかっこいいですね。

もちろん秘密でもなんでもなく、国や自治体から支援を受けている公的な団体です。

地域の会社経営者や個人事業主が集まって「皆で協力して地域を盛り上げましょう！」とやっているわけです。

今回はこれからサロンを始める経営者に知って欲しい商工会議所のサービスについて説明します。

商工会議所の役割①　経営相談

商工会議所では「経営指導員」をはじめとした相談体制が設けられています。

内容は税務など専門的な内容を相談できる「窓口専用相談」や、プロモーションや売上アップの相談をできるセミナーなどもあったりします。

無料のセミナーも多くありますので要チェックです！

商工会議所の役割②　人脈を広げる

地域に根付き、末永く営業をしたいサロンは地域での人脈づくりも大事な要素です。

商工会議所の多くは「ビジネス交流会」のような交流会を用意しています。

例えば異業種交流会ではグループミーティングでサロンのサービスを紹介したり、自由交流で今後関りができそうな会社と商談が行えたりします。

料金体系はイベントごとで様々ですが無料のセミナーも多いです！

商工会議所の役割③　資金調達サポート

サロン開業時には資金調達サポートを目当てに商工会議所に加入する人も多いのではないでしょうか。

商工会議所の推薦にもとづき、無担保・保証人なしで受けられる【マル経融資】が有名です。

なかなか1000万円までしか決裁が難しい公庫の創業融資も、この制度を利用すればそれ以上の融資を受けられるかもしれません。

金利も通常の1%ほど下げることが可能です。

なんてお得なのでしょうか！

他、大人気の補助金【小規模事業者持続化補助金】の調達サポートも行っております。

だんだん商工会議所に行く気になってきましたね！

商工会議所の費用

ここまで無料だ、お得だと商工会議所を勧めてきましたが、もちろん会費がかかります。

メリットに見合った対価か、よくシミュレーションをしてから入会を決めて下さい。

東京商工会議所の場合

・加入金：3,000円

・年会費：10,000円～（個人事業主）

※費用は全額経費で算入できます

まとめ

こんなことをいうと商工会議所の方から怒られてしまうかもしれませんが、必要なサービス・アドバイスだけ受けて退会するというのも選択肢としてはありだと思います。

もったいないのは「知らずに機会を失うこと」です。

まずは相談に行き、提供しているサービスをよく理解したうえで自分のサロンにとってメリットが多ければ入会してみると良いでしょう。

●文：コンシェルジュ室：野呂