【お詫び】「開業の流れ」に関しての訂正と今後の改善策

公開日:2021/01/29  更新日:2021/01/29
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ステップの見直し

いつもSALONスターターをご愛読いただきまして誠にありがとうございます。

 

先日、Twitterに開業までの6STEPをご紹介したところ、あるユーザー様よりご指摘をいただきました。

 

開業の流れで「物件選定よりも資金調達」が先なのはおかしい。

 

ご意見をいただきまして、我々の意図がうまく伝わっていなかったと認識しました。

 

SALONスターターを読んでいただいている方にも同様の誤解を与えていると判断したため、「開業の流れ」については修正を行っていくことに決めました。

 

この場を借りてお詫び申し上げます。

 

反省点1:決定プロセスを重視しすぎた

今の開業の流れは、サロンを作るうえで決めていく順番を意識しています。つまり、

 

STEP1:事業計画書で、どういうサロンを作るかを決める。

STEP2:資金調達では、いくらかけてサロンを作るのか、どうやってお金を集めるかを決める。

STEP3:事業計画と予算をもとに、物件を決める。

STEP4:内装デザインを決める。

STEP5:導入する器具を決める。

STEP6:集客方法を決める。

 

しかし、今回の指摘を受けて「物件や内装デザインを決める前に資金調達するんだ」と誤解される表現、構成だったとわかりました。

 

反省点2:開業のステップを簡略化しすぎた

記事では細かく書いていますが、開業準備は同時並行で進めていくことがほとんどです。

 

開業相談では図のようなロードマップを使って説明しています。

開業ロードマップ

実際は事業計画書を作りながら、物件を探したり、求人をかけたりします。

 

また、融資前には見積もりを取るために、複数のパートナーの選定を行います。

 

融資審査を行っている間に、業者と打ち合わせして内装デザインなどを詰めていきます。

 

こうした複雑なプロセスを無理して簡素化したことが、誤解を招く結果になってしまったと思います。

 

反省点3:スムーズに行くような錯覚を与えていた

こちらも記事では何度も書いている通り、開業準備はスムーズには進みません。各ステップで様々な課題がでてきます。

 

「物件が取られてしまった」

「予算以上にお金がかかりそうだ」

「スタッフが辞退して、一人でスタートすることになった」

 

など枚挙にいとまがありません。課題を解決するためには、当然前のステップに戻って修正していくことになります。

 

ところが「開業の流れ」は、一方向で物事が進むかのような見せ方になってしまっています。

 

ページの改善を行います 

開業者が知りたいのは「どのように行動すべきか」だと思います。

 

何を決めていくかではなく、実際の行動を重視したステップを考えようと思います。

 

行動ベースでのステップというのは実は記事でも書いております。

最短でオープンを目指せ!美容室開業を着実に進めるための6つのステップ

 

こちらの記事では、開業者が「考える⇒決める⇒お金を集める⇒契約する⇒実行する」といったプロセスを踏んでオープンしていく流れがを説明しています。

 

「開業の流れ」を再度見直し、よりよい形でみなさまに情報提供できるよう改善に努めてまいります。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

●文/コンシェルジュ室:安斎

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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