サロンに役立つマーケティング用語 ~STPマーケティング編~

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STP分析

サロンに役立つマーケティング用語! ということでこれから(勝手に)シリーズ化しようと思います。

 

まず、「そういうマーケティングとかって一般の会社の話で美容業には使えないでしょ」「いやいや、うちは現場第一主義だから机上の空論は通用せんねん」というオーナー様、

 

いますぐ凝り固まった固定概念を捨て、マーケティングの勉強を始めて下さい☆

食わず嫌いは損ですよ~

 

今日は戦略作りに効果的なマーケティング手法の基本、【STPマーケティング】についてご紹介します。

 

今さら。。。って方も復習として読んで頂けると幸いです。

 

STPマーケティングとは?

マーケティングの父として有名なコトラーが提唱した、STP分析を使ったマーケティング手法です。

 

STPは、

●Segmentation(セグメンテーション)=お客様や市場をカテゴリー分けして
●Targeting(ターゲティング)=そのなかで狙いを定めて
●Positioning(ポジショニング)=他のサロンとの違いを明確にしてアピールする!

の略です。

 

美容サロンのSTP分析

①美容サロンのセグメンテーション

お客様の種別を性別、年齢、職業(ライフスタイル)で分けてみましょう。

 

②美容サロンのターゲティング

一番、サロンに来て欲しい客層を絞り込みましょう

 

★ターゲティングについて詳しく! ペルソナマーケティングはこちら★

 

③美容サロンのポジショニング

①、②で30代の子育て中の主婦に絞り、【子育て応援サロン】にポジショニングした場合、

 

美容室なら・・・

日常で扱いやすいヘアデザイン(ショートや束ねられるミディアム)と少しの贅沢感(手頃な価格のトリートメントやヘッドスパ)をセールスポイントにすると良いでしょう。

 

エステサロンなら・・・

痩身なら産後の骨盤矯正メニューを取り入れたり、フェイシャルなら寝不足疲れの肌トラブルへのアプローチ(トーンアップ、ハリ、ツヤ)をすると良いでしょう。

 

ネイルサロンなら・・・

OLより制限は少なくなりますのでストーンなしのフラットアートなど推してみても良いかもしれません。

 

お子様が小さいのであれば剥がれたジェルやリムーバーをお子様がお菓子と間違え誤飲しないように、次の付け替えまでサポートすることも大切です。

 

ジェルオフをセットにすると良いでしょう。

 

アイサロンなら・・・

まつ毛ケアをキャンペーンし、お宮参り等のタイミングで再来のアクションすると良いでしょう。

 

思い切ってマツエクよりもマツ育に特化したサロンにしても良いかもしれません。

 

全サロン共通で・・・

子連れキャンペーンやキッズスペース・貸し切りスペースの設置、保育士の雇用などが考えられる訴求戦略です。

 

まとめ

STPマーケティングをすることで自分のサロンの強みや競合との差別化、戦略が明確になります!

 

ぜひ、自身のサロンに置き換え実践してみて下さい。

 

 

●文:コンシェルジュ室:野呂

 

 

 

 

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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