美容室開業のウワサ、信じる?信じない?まことしやかな噂を徹底検証!

美容室開業を考えるとき、ネットや業界のウワサ話で「これって本当?」と思う情報に出会うことはありませんか?
「これを知らないと美容室は失敗する!」「この立地は絶対NG!」など、美容室開業にまつわる様々な噂が飛び交っています。
しかし、それらの情報の中には、誤解や極端な意見も多く含まれています。
本記事では、美容室開業に関する代表的なウワサを検証し、その真偽を明らかにしていきます!
目次
「美容室は駅近で開業しないと失敗する?」
✅ ウワサの内容
「美容室開業は駅近でないと集客が難しく、住宅街や郊外では成功しない。」
🔍 検証結果
確かに駅前は認知がされやすく、通りがかりの集客がしやすいですが、住宅街や郊外の美容室でもリピーターを獲得すれば成功できるケースは多々あります。
駐車場を完備し地域密着型のサービスを提供すれば、家賃が安く済むことも多い分、駅近よりも安定経営が可能です。
サロンのコンセプトに合うターゲットが存在するか、今までの指名客が来れるかなど事業計画を事前にしっかりと作り上げることが大切です。
👉 結論:「駅前でなくても美容室開業は成功可能!」ただし事業計画を事前にしっかりと練ること!
参考記事:事業計画書を見直そう!物件探しで止まってしまったときにやるべきこと
参考記事:開業準備がスムーズな人はやっている。物件選定のプロセスと考え方
「低価格帯の美容室開業は大手チェーンじゃないと無理?」
✅ ウワサの内容
「美容室の料金を地域相場より安くすると賑わっていても利益が出ず、結局は廃業に追い込まれる。」
🔍 検証結果
確かに単価が低いと利益を上げるのが難しくなりますが、短時間施術と高回転型のビジネスモデルを構築すれば、美容室開業後も安定経営が可能です。
例えば、ヘアカラー専門店やカット専門店は、シャンプーやブローなどをセルフ化したり、省略することで回転率を上げることができます。
また来店周期をコントロールすることで低価格でも収益を確保できます。
👉 結論:「低価格戦略はリスクがあるが、美容室の業態など事業計画次第では成功も可能!」
参考記事:一人で低単価カットサロンをはじめる場合に注意したいこと
「美容室開業初月に予約が埋まらないと失敗?」
✅ ウワサの内容
「美容室開業初月に予約が埋まっていないと、その後もずっと苦戦して廃業に追い込まれる。」
🔍 検証結果
オープン初日に満席なら理想的ですが、来店を約束していた指名のお客様が思ったより来なかったり、ホットペッパーでの新規集客が予測していた人数が来ないということも起こりやすいリスクです。
様々な集客戦略やリピート施策をもって美容室開業後の数ヶ月間で集客を軌道に乗せることが大切です。
地域密着型サロンの場合、口コミが広がるまでに時間がかかるため、焦る必要はありません。
👉 結論:「美容室開業初日の集客は重要だが、満席でなくても大丈夫!」ただ新規集客の戦略とリピート施策は事前にしっかりと練ること!
「美容室の家賃は売上の10%以内に抑えないと危険?」
✅ ウワサの内容
「美容室開業では、売上に対して家賃が10%を超えると経営が厳しくなる。」
🔍 検証結果
家賃の売上比率10%はよく使われる指標ですが、立地やビジネスモデルによっては例外もあります。
例えば、都市一等地のサロンなら、家賃が売上の20%でも立地自体が広告となり、広告費が削減されることで採算が取れることもあります。
また1人サロンはどうしても売上のアッパーに限界があり家賃が売上の20%程度になってしまうことがあります。
それでも家賃20万円、売上100万円の1人サロンは50万円ほどの利益を残せることが多く、決して経営が厳しい数字ではありません。
👉 結論:「美容室開業時の家賃10%ルールは参考程度に!」ただし事業計画を事前にしっかりと練る事!
「美容室の融資は借りられるだけ借りたほうが良い?」
✅ ウワサの内容
「美容室開業時の融資は、借りられるだけ借りておかないと資金不足で苦しむことになる。」
🔍 検証結果
融資を多く借りることで開業資金に余裕ができるのは事実ですが、借りすぎると返済が経営を圧迫するリスクもあります。
事業計画をしっかり立て、無理のない範囲で必要資金を調達することが重要です。
また、美容室の開業資金には物件取得費・内装費・設備費・広告宣伝費・運転資金などが含まれます。
開業直後は売上が安定しないため、最初の数ヶ月分の運転資金を確保しておくことが重要です。
ただし、無駄に借りすぎると毎月の返済額が増え、黒字経営が難しくなる可能性も。
近頃では美容室のお買い物(仕入)もクレジットカードが基本ですし、逆に美容室を利用するお客様もキャッシュレス利用が増えており、便利になった分、現金を切らさないための管理が不可欠となります。
融資のポイント:
- 余裕を持った資金計画を立てることは重要だけど、どう考えても無駄な借入は避ける
- 金利や返済期間を考慮し、予め返済プランを決めた上で借入額を決める
👉 結論:「美容室開業時の融資は計画的に!借りすぎると返済負担が大きくなるので注意!」
まとめ
美容室開業に関するウワサには、真実もあれば誤解も多くあります。
大切なのは、情報の真偽を見極め、自分の美容室の経営スタイルに合った選択をすることです。
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●文/コンシェルジュチーム:野呂
ビューティガレージ コンシェルジュ室
日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。
15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。
事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。