【美容室開業のリアル】いつから始める? データが示す開業準備のタイミング

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開業するにあたり、開業というゴールが明確になっていても、そのスタートを決めているという人は少ないのではないでしょうか。

 

開業準備とは、開業までにやるべきことを決めて、実行していく作業です。

 

今回は、ビューティガレージのコンシェルジュ室が、開業相談165件のデータを元に開業希望時期と相談内容についてまとめました。開業を目指す人たちが、いつから開業準備を始めているか、どんな悩みを抱えているかが見えてきます。

 

開業時期に関するデータ

開業無料相談を受けた人に開業時期について、「いつまでに開業したいですか?」というアンケートを実施しました。すると、次のような結果が出ました。

開業時期についての質問

『3ヶ月以内』の開業を目指している人が19%。『6ヶ月以内』に開業したい人が27%。『1年以内』と答える人が一番多く、49件で30%でした。この3つの層で75%を超えています。

 

この方たちの相談内容を見てみると、開業までの期間によってその悩みに違いがあることがわかりました。

 

以下では、開業までの時期によって、相談内容にどのような変化があるのか見ていきましょう。

 

『3ヶ月以内』に開業したい人の悩み

開業相談の内容

この層で一番多い悩みは、“融資”に関することです。3ヶ月以内の開業を目指す人は、すでに物件は決まっているケースがほとんどでした。「物件の申込みをしたので、融資を受けなければいけない」という相談です。

 

融資に関する「事業計画書について」と「資金調達について」の相談で8割を占めています。

 

開業スケジュールに関する記事でも書かせていただきましたが、物件が決まってからオープンするまでは約3ヶ月かかりますので、計画書を作って融資面談を急がないと、3ヶ月以内のオープンは厳しくなります。

 

また、事業計画書の作成が遅れて面談までに時間がかかってしまうと、物件が取られてしまうという事態も想定できます。

 

『3ヶ月以内』に開業したいという人は、とにかくスピードが命です。事業計画書を書いて、見積もりを集めて、「どんなサロンをいくらで作り、いくら儲かるのか」を融資面談で説明しなければならないのです。

 

ただこの層は、事業計画書はある程度できているという人が多いです。資金についても、ほとんどの方が自己資金のレベルをクリアできています。開業費用の2~3割を自己資金として準備していました。

 

つまり『3ヶ月前』には、ほとんどの人が開業準備をしてきていると言えます。事業計画書のチェックや、融資審査でのポイントなど、融資面談に向けた具体的な相談が中心になっています。

 

『6ヶ月以内』に開業したい人の悩み

開業相談の内容

この層では、『3ヶ月以内』の人に比べて「開業全般について」の相談が増えています(全体の3割)。開業するために必要なこと、開業までの流れなどを相談しているということです。

 

また、理想のサロン規模やスタッフ数などがある程度決まっていて、「どのくらいの大きさの物件がよいのか」「収益は十分見込めるか」などの具体的な相談も受けます。

 

自分の課題が明確な人が多く、相談内容にもばらつきがみられます。『3ヶ月以内』の人に比べて時間に余裕があるので、計画が難しい場合には、別の資金調達を提案したり計画自体の見直しをしたりできます。

 

この時期に相談に来られる人は、本格的に開業に向けて動いている人だと言えそうです。開業に向けて準備はしてきていると言えるでしょう。

 

『1年以内』に開業したい人の悩み

開業相談の内容

この層は、「まず何から始めるべきか」という相談がほとんどです。

 

開業に必要なことや開業までの流れを聞くと、「自分が本当に開業できるのか」が気になり始めます。

 

「自己資金が足りない」「住宅ローンがある」というお金に関することから、「今のサロンでの実績が悪い」といったキャリアのこと、また「独立をするなとオーナーに言われている」など周囲との関係性など、開業についての不安がどんどん湧いてきます。

 

開業には自分の人生がかかっています。実際に独立した場合に生活がどう変わっていくのかを想像し、現状をしっかり見つめるのも開業準備のひとつだと言えます。

 

実際にシミュレーションをしてみると、「やっぱり無理かな」と開業を考え直す人もいます。それは悪いことではありません。本格的に動く前に、ここをしっかり考える必要があります。

 

この層は、開業相談をきっかけに準備を始める人が多いと言えるでしょう。

 

まとめ

開業準備は、遅くとも1年前には始めましょう。

 

まずは、開業の流れや開業に必要なことを把握します。そして次に、自分の状況を振り返り、課題を洗い出しましょう。

 

「自己資金がどれくらい必要か」「キャリアは十分か」「どれくらい売上を上げないといけないのか」など課題はさまざまです。

 

“課題を洗い出し、解決策を考える”

 

こうした作業こそが、実は事業計画書になるのです。

 

ある程度の見立てができたら、物件を探しましょう。業者にお願いして、内装のレイアウトや見積もりを出してもらいましょう。ここまで準備ができていれば、あとは流れるように進んでいきます。

 

物件だけが先に見つかって、そこから急いで事業計画書を作り始めても、うまくいかないことは容易に想像できると思います。物件が決まると契約が待っています。時間もありません。そして後戻りもできません。

 

だからこそ余裕をもって準備をする必要があるのです。そのためには1年前から開業の準備を始めることをおすすめします。

 

もちろん一人でやる必要はありません。ビューティガレージにも信頼できる開業専門のコンサルタントがいます。まずは開業無料相談で、はじめの一歩を踏み出しましょう。

 

●文/コンシェルジュ室:安斎

 

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