我慢して待った1年間!ターゲットを学生に絞って立地で勝負!「プチプラ×ハイセンス」美容室|千葉

SALON OWNER

Kro hair salon

目崎 さん

目崎様は、20年1月に開業相談を受けていただき、そこからサポートを開始しました。すでに目崎様の頭にはアイデアが固まっていたので、事業計画書の作成は難しくないと感じていました。


一方、目崎様は出店場所にこだわりました。つまり千葉駅から徒歩圏のエリアで開業することを決めていました。それゆえ、なかなか物件が見つからないという課題に直面しました。


サポートをしていても、ここまでピンポイントで開業場所を定めた人はあまりいません。出店範囲を狭めれば理想の物件が見つかりにくいのは当然でした。


しかし目崎様にとっては、どうしても千葉駅徒歩圏内での開業が必要だったのです。それは、学生をターゲットにしたサロンを構想していたからです。


プチプライスで戦うためには、客数を増やす必要があります。学生をターゲットにする以上、学校が集まる駅沿線から近くに出店しなければならないからです。


サポートを開始して9ヶ月が経っていました。コロナの影響もあってか、少しずつ空きテナントがでてきました。そしてついに、目ぼしい物件がでてきたのです。


現地調査に行くとさらに追い風が吹きます。最初はビル6階の飲食店居抜きを調査しましたが、1階のカフェテナントも空いているという情報を得たのです。


6階は飲食居抜き、1階はスケルトン。当然内装費が大きく変わります。交渉の末、1階テナントへの申込みができました。


そこから素早く融資審査に進み、年内に資金調達を完了。開業相談から約1年。我慢して見つけた立地でオープンすることができました。


目崎様の事例から2つのことを学べると思います。


ひとつは、明確なコンセプトとターゲットが物件探しの判断基準になること。


多くの人がまず物件を探してから、そこで見込めるターゲットを決めます。しかし、本当に理想のサロンを作りたいのであれば、まずはコンセプトとターゲットを決めましょう。そうすると、どこで出店すべきかが絞られます。


目崎様ほどピンポイントではないにせよ、出店場所の選定の理由をはっきりとさせる必要があります。


ふたつめは、軸をブラさずに物件を探し続けたこと。


場所をずらして、あるいは範囲を広げて探すという選択肢もありました。しかし、目崎様は開業時期が伸びたとしても立地にこだわりました。


もしその立地戦略に自信があるのであれば、安易に妥協せずに我慢して探し続けることも大切なのです。


目崎様のますますのご活躍、お祈り申し上げます。


●文/コンシェルジュ室:安斎

プロジェクトメンバー

プロデューサー

安斎

ディレクター/デザイナー

野本

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