美容室開業の流れ:物件選びから物件契約まで

公開日:2024/07/31  更新日:2024/07/31
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美容室 開業

美容室を開業するにあたって、物件選びは非常に重要なステップです。ここでは、物件条件の設定から契約に至るまでの具体的な流れについて説明します。ぜひ参考にしてください。

 

ビューティガレージが美容・サロンの開業をトータルサポートいたします。

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物件条件の設定

まずは、事業計画書を作成しながら、サロンのコンセプトとターゲットを明確にすることが必要です。この段階で、損益分岐点を算出し、それに基づいて家賃や物件の大きさを決定します。

 

また、勤務先との関係や、自分が見込み客とするエリアを検討し、出店場所を絞り込みます。

 

参考記事:『理想のサロンに出会えない! 物件選びで失敗しないための判断基準作り

 

物件探し

物件条件が固まったら、次は条件の優先順位を決めます。家賃、駅からの距離、広さ、路面店かどうかなど、どの条件が最も重要かを考えましょう。すべての条件が揃った理想的な物件はなかなか見つからないため、優先順位を明確にすることが物件選びの鍵となります。

 

物件探しは、基本的にはインターネットを活用し、同時に地元の不動産会社にも直接問い合わせる方法が有効です。インターネットでは、希望エリアを登録しておくことで、新着物件の通知を受け取ることができます。

 

また、不動産会社の営業担当者からも、随時情報提供やアドバイスを受けることができるため、積極的に活用しましょう。

 

ビューティガレージでは居抜き物件を中心に、美容室OKのテナントを多数扱っています。

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内見・現地調査

条件に合いそうな物件が見つかったら、実際に内見を行います。内見時のポイントは「面、線、点」の3つです。

 

面(エリア): 出店エリア内の競合サロンの状況や周辺施設を確認し、ターゲットとなる顧客が生活しているかを見極めます。

 

線(アクセス): 物件までの導線を確認します。建物が立地している通りの交通量、駅やバス停からのアクセス、さらには坂道などの有無もチェックポイントです。

 

点(物件自体): 美容室を営業するためには、電気・ガス・水道の容量が十分にあるかが重要です。また、内装事業者に依頼して、天井高さやスケルトンの状態など、設備面も詳細に確認しましょう。

 

参考記事:『調べるのは建物だけじゃない!「面」と「線」を意識した現地調査の重要性

 

見積もり

内見を経て物件が決まったら、次は見積もりです。この段階で、物件契約にかかる費用や内装費用が明らかになります。これらの費用を基に、予算内で現実的な開業費用を算出します。

 

物件が良さそうでも、費用が予算を大きく超える場合は再考することが必要です。

 

申込み

内見の結果、サロン出店の条件を満たし、かつ予算内で出店が可能と判断した場合、物件契約の意思表示を行います。不動産会社に申込みを行い、オーナーや管理会社、保証会社による審査を受ける流れになります。基本的には申込み順で審査が進むため、他の申込者がいる場合、その人が優先されます。

 

申込みに必要な書類には、本人確認書類に加え、事業計画書を求められることもありますので、あらかじめ準備しておくとスムーズです。

 

資金調達

物件の申込み後、審査を待っている間に、開業資金を集めます。物件契約に関する初期費用や内装費用を賄うために、銀行からの借入れを行います。融資の面談では、物件情報や見積もりの提出が求められることがあります。

 

物件の審査が融資審査よりも早く通るケースもありますが、基本的には融資が決まってから物件契約を進めるのが一般的です。ただし、不動産やオーナーから早急に契約を求められる場合もありますので、その際は慎重に対応しましょう。自己資金で初期費用を支払える場合でも、資金調達ができなかった際のリスクを理解しておくことが重要です。

 

参考記事:『 物件を見つけたのになかなか融資に進めない!その原因と対策について

 

物件契約

資金調達が完了したら、いよいよ物件契約に進みます。契約前には、不動産会社の宅地建物取引士から重要事項説明を受け、契約予定の物件に関する注意事項や契約内容の詳細を一つ一つ確認します。

 

特に、修繕費用や残置物の撤去、更新料、火災保険料、解約手続きや違約金などの重要事項は、疑問点があれば必ず確認し、納得した上で契約を進めることが大切です。

 

契約が完了し、資金が確保されると、いよいよサロンのオープン準備が本格化します。しかし、契約は非常に重要なステップであり、慎重に進めることで後々のトラブルを避けることができます。

 

参考記事:『騙されてない? サロンの物件契約でチェックすべきポイント3つ

 

まとめ

サロンのオープンまでには、物件選びから契約まで3ヶ月から4ヶ月ほどの時間がかかることが一般的です。スムーズに融資や契約を進めるためには、事前の準備が欠かせません。特に事業計画書の作成は、物件選びや資金調達において重要な役割を果たします。

 

これらの準備をしっかりと行い、理想のサロンオープンを目指しましょう。

 

●文/コンシェルジュ室:安斎

 

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ビューティガレージ コンシェルジュ室

日本最大級のプロ向け美容商材のオンラインショップ&ショールームを運営する株式会社ビューティガレージで、サロンの開業・経営支援のコンサルタント業務を担当。

15年以上のサポート実績と、数多くの開業事例、データに基づいた分析で、年間600件以上の開業に携わっています。

事業計画書の作成からお店のオープンまで、サロンオーナーと二人三脚で開業準備を行う「開業プロデュース」が好評。成功サロンを多数輩出しています。

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